ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

全てを滅ぼす最強の除去札、『拮抗勝負』について【カード紹介】

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『拮抗勝負』
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、
自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドのカードの数と同じになるように、
相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。

 

今回はカード紹介回と言うことでザ・後攻捲り札の中でも最強格のカードである『拮抗勝負』の紹介になります。2017年の【CIRCUIT BREAK】に収録されたカードで当時でも滅茶苦茶に強く、マスターデュエルだと採用枚数がとんでもないカードでもあり認知度も昔に比べればかなり高いカードなんじゃないのかなと思いますね。今回は数ある後攻捲り札の中でも何故このカードが強いのかというのをわかりやすく解説出来たらなと。

 

 

 

 

強み①:相手のモンスター、魔法罠ゾーン両方に触れる除去であること

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捲り札の定番である『サンダーボルト』や『ハーピィの羽箒』、『ライトニングストーム』、【壊獣】等はモンスターと魔法罠ゾーンのどちらかを一気に除去する特性があるんですけど、『拮抗勝負』に関してはバトルフェイズを放棄する代わりにその両方を一気に除去出来るというのが本当に強いです。要は2枚使わなきゃいけないところが1枚で済むって事ですからね。遊戯王の後攻は手札をかなり大事に使わなければいけないのでこの1枚の差はかなりデカいです。

また相手に強制するタイプの裏側除外であるため耐性を貫通出来る点と、トークンが相手フィールドにいる場合は『除外しなければならない』誓約に引っかかるので相手フィールドをトークンを残して全滅させる事が出来る点も地味に優秀ですね。

 

強み②:罠であること

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最近はテーマ毎に無効札がよく配られるようになっていてモンスター効果とかは比較的に簡単に止められるようになったんですけど逆に魔法と罠、特に罠カードを止めるカードは他と比べても数が少ないというのも強みですね。

勿論『サラマングレイト・ロアー』のようなテーマ内で万能無効カードを持つテーマや魔法罠を無効に出来る『魔救の奇跡-ドラガイト』や『フルール・ド・バロネス』、サベージ、レッドデーモンアビス等いるにはいますが、そもそも出せるデッキ、テーマが限られる。【烙印】とかじゃ不可能ですからね。モンスターで罠を止める事は選ばれたテーマしか出来ない。ただ最近はやりやすくはなっています

 

強み③:発動にターン1がない

 

はい。このカードの1番強くてふざけている所ですね。②で紹介した罠を無効にするカードやモンスターはついでに魔法やモンスター効果を無効に出来る事があるので無効効果の発動にターン1が付いているカードが多いです。拮抗勝負が手札に2枚あればこれを強引に突き破る事が出来るという事ですね。ダブル拮抗は犯罪。

 

弱み:一部のデッキには対策、ケアされてしまう

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そもそも拮抗勝負の手札発動の条件は【自分フィールドにカードがない場合】と限定的であるため相手にカードを送りつけてしまえば発動を封じる事が可能です。わかりやすいのは『夢幻崩界イヴリース』やヴァリアンツのフィールド魔法、『盆回し』、『ギブ・アンド・テイク』や『分つ烙印』、『究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン』、『転生のコーディネラル』あたりでしょうか。

使えないデッキだと普通に万能無効or罠無効札を構えるのが簡単ですね。それか『レッド・リブート』と『抹殺の指名者』。2枚拮抗は正直どのデッキでもケアが難しいので考えから切るという選択も大事です。【アダマシア】なんかはバロネス+ドラガイトの2回無効の布陣を構える事が出来るので自然となんとかなったり。壊獣等でリリースされるのが怖いという人は魔法罠での万能無効をとりあえず採用するというのもアリ。

ピンポイントでメタを張るなら『アーティファクト・ロンギルス』が1番楽だと思います。アーティファクト・ダグザ』を経由して相手ターンに特殊召喚出来るギミックを使っても出せますし、シンプルに手札で使ってもいい。墓穴だけ注意。

 

先行制圧デッキは『拮抗勝負』をケア出来るかが勝負の分かれ目と言っても過言ではないので、ちゃんとケアする札をデッキの中に用意しておきましょう。

 

決まれば壊滅、決まらなくても1妨害は使わせられる捲り札

超融合や禁じられた一雫のようなチェーン不可のカードではない事や永続罠・魔法系を複数枚用意された場合に1枚は残してしまうといった裏目はあるものの、今でも最強レベルの除去札である事には変わらない1枚です。先行で伏せてもいいし後攻用に手札に残しておくと言った使い方も出来る。