ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

昔と採用理由が違う!?需要が高まる対エクシーズ兵器、『エクシーズ・オーバーディレイ』採用について【カード紹介】

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エクシーズ・オーバーディレイ
速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):相手フィールドのX素材を持っているXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのX素材を全て取り除き、対象のモンスターを持ち主のEXデッキに戻す。取り除いたX素材の中にモンスターカードがあった場合、さらにそのモンスターを墓地から可能な限り相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは1つ下がる。

今回はコラム兼雑談回という事で個人的に面白いなと思ったコンボやカード紹介ですね。紹介するのはカードの方で、サイドデッキによる『 エクシーズ・オーバーディレイ』の採用。昔だと擬似的な完全耐性を持つ『 No.86 H-C ロンゴミアント』や『エクスピュアリィ・ノアール』の対処札として使われていたカードですね。所謂強すぎるエクシーズモンスターを退かす手段として使われるカードですが今【ライゼオル】の台頭によって少しだけ需要が高まっています。エクシーズが強い時代に台頭するカードではあるので何がおもろいねんとはなるんですが過去と採用理由が違うのが興味深い点ですね。

 

 

『蝕の双仔』による環境の変化が影響している


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別に後攻から『ライゼオル・デッドネーター』を処理するだけならば 『月女神の鏃』を使えばいいんですけど最近の【ライゼオル】はそうはいかなくて、最大展開で『深淵に潜む物』やバグースカ等のロック系ランク4から 『蝕の双仔』を正規召喚した後に『ノード・ライゼオル』のコストで墓地に送り【ライゼオル】展開からデッドネーターを出す事でたとえデッドネーターが除去されたとしても妨害を残す事が出来ます。この展開をされてしまうと  『月女神の鏃』1枚では除去が完結しなくなってしまうんですね。その点 『エクシーズ・オーバーディレイ』ならば墓地に送られた 『蝕の双仔』をフィールドに無理矢理戻す事が出来るため蘇生を阻害する事が出来る。再利用出来ないように除去手段を選べば十分に捲り返す事が可能になりますね。反面フィールドにモンスターが増えてしまうのは一長一短。レベルが下がる効果は永続なので少なくともホールスラスター等からランク4は出されない。

 

 

他のサイドカードとの違い


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これはほぼエクシーズピンポイントメタである事とコスト面、そして速攻魔法である事だと思いますね。勿論先行に重きをおいた場合はそもそも展開させないための『アーティファクトの神智』→デスサイズや『サモン・リミッター』、『次元障壁』の方がいいですし、 『蝕の双仔』の正規召喚は現状のライゼオルの最大展開のため、誘発の撃ち合いでそこまで別にいかないだろと思った場合は 後攻の『月女神の鏃』の方が他のデッキもワンチャン見れるという意味で強い。

その点 『エクシーズ・オーバーディレイ』は速攻魔法のためエクシーズ対面ならば先行後攻どちらでも扱いやすくエクストラやメインデッキのコストが必要ないカードではあります。反面いかんせんそれ以外のデッキに使いづらい。ここは好みが出てくる問題になると思います。【ライゼオル】に勝ちたい、だけどスレイや神智のためにエクストラやメインに割く枠がないと考えるならこちらが採用候補になると思います。あとはデッドネーターよりも墓地の『深淵に潜む物』やバグースカがきつい場合とか。

 

 

昔とは採用理由が違うためピンチを招く事も?

一昔前は本当にロンゴミ系の完全耐性のモンスターやノアールのような素材の殆どがモンスターカードじゃない奴がいたためオーバーディレイの台頭が早かったですが【ライゼオル】だと大体モンスターが残ってしまう+効果が無効にならないため採用が見送られていた背景があったカードですね。使うならちゃんとオーバーディレイの上からでも倒しきれるデッキパワーが欲しいところ。ただ結局使えるんかい!!となったのは少し面白い。『蝕の双仔』が強すぎて多少のリスクは背負わなきゃいけなくなったという事でしょうか。