こんばんはひるねです。今回は第二弾ということで物語の根幹に関わるおくりびとについて考察していきます。なんで今さらおくりびと？って人もいると思うので少しだけ説明します。
実はおくりびとが送ることで何が起こるのかというのはストーリーで言及されていないんですよね。オリジン、メビウス、終の剣、2人の女王、謎の種族ノポン、シティー、どれとも関係性がわからない状態にあるんです。笛吹くことで赤い粒子が青に変わるのかー、へー想いが渡せるんだーってレベルでしか解釈出来ていない人が多いと思います。僕もその一員ですし。いつから始まって結局どんな役割があったんだろう？っていうのを考えていきたいってわけですね。
今回のことを考えるにあたってまず物語に出てくる「粒子」が重要になってくると思うので先にそっちから考えていきます。今わかっていることをまとめると
- 赤い粒子→兵士の骸から出る粒子
コロニーの火時計があった場合真っ先に吸われる粒子。おくられることで青になる - 青い粒子→おくりびとが戦場で奏でることで色が変化した粒子、あと何故か記憶を写された泥に奏でても出た
- 白い粒子→メビウスが死んだときに出る粒子、クリスだけはおくられることで青い粒子になっていた
- 黄色い粒子→成人の儀を果たした人とシティーの住人であるヴァンダムから出た粒子、ただヴァンダムの粒子は色が青に変わった
- 紫の粒子→メビウスが移動するときに出る粒子。今回はおそらく関係ない
とこんなところでしょうか。ほとんどの粒子がおくりびとの旋律によって青に変わっているというのがわかります。じゃあ何に強く作用して色が変化しているのかというと泥の表現から見るに「記憶」であると考えられます。あの泥はヨランによって記憶を映されているので。するとここで疑問が生じるわけですね。
何故骸に記憶が残っているのか？命の火時計によって命ごとまとめて吸われているんじゃないのか？
ということですね。ですがそれはあり得ないんです。ゆりかごの仕様を思い出してください。ゆりかごで生まれた兵士って基本的に生前の記憶がないんですよ。つまりメビウス達にとっては記憶は障害でしかない。
最初は意図的にメビウス側が消去してから誕生させていると思ったんですがおそらく違い、メビウスの生きる力となる「命」の部分だけを引っぺがして火時計に回収しているんじゃないかとこう考えられるわけです。
まあここらへんの要素はコレで辻褄が合わせられますがそうなるとまた疑問が生じます。
生前の記憶が薄く残っているユーニとアシェラの存在
これです。命だけを吸ってる仕様にしているなら本体に記憶が残っているのはおかしいですよね。正直これに関しては物語の中でも例外のように捉えられていてバグのようなものだと思っています。彼女らに共通する点として
死の間際にメビウスによって強い恐怖を感じたことと近くにおくりびとがいなかった、もしくはいない時代だったことがありますがまあここらへんが原因でユーニとアシェラはおくられずに残った強い記憶が「命」に引っ付いてきた人物であると個人的に解釈しています。
長々と話してきましたがまとめると
このことからおくりびとは骸や死にゆく人の記憶を旋律で青い粒子に変化させ、どこかに届ける役割であると考えられます。まあ場所はオリジンでしょうね。魂と記憶が全てある場所らしいので。黄色い粒子が出たヴァンダム、メビウスの白い粒子が出たクリスはゆりかごで再生されませんが、記憶だけはオリジンに運んだといったところでしょうか
おくりびとの役割はそれなりに纏められたのであとは最後にいつからなのかという部分も考えていきます
おくりびとの発祥者はクリスなのか？
これに関してはストーリーであまりにもザックリとしか描かれていません。1000年前にメビウスに処刑されそうな成人をエムが止め、クリスがおくるシーンですね。エムなのかクリスなのかどっちやねんと。発祥したのは1000年前で確定として、個人的な見解としてはおくりびとの習慣をつくったのがエム、そして「想い」をのせるためのおくりびとの旋律を考えたのがクリスなんじゃないかなと思っています。理由はクリスのオリジナルの旋律ですね。クリスのだけは別であることが何回かフォーカスされています。おくりびとの旋律は1000年経ってもケヴェスの旋律とアグヌスの旋律２つしか骸には効かない状態であったため、創始者であったクリスが３つ目を作っていたところをフォーカスしたんじゃないかと。ただこれだけでは流石に根拠が薄すぎるのでこの件は本当に謎です。あまりにもストーリー表現が曖昧すぎる・・・
今回はこんな感じでおくりびとについて考察してきました。正直まだまだ謎で曖昧なことが多いのでDLCで補完されるといいですね。それでは
