超魔導剣士-ブラック・パラディン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守2400
「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップする。
(2):魔法カードが発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。このカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する。
今回はカード紹介回ということで遊戯王における超魔導の元祖にして代表的なカードの1枚、『 超魔導剣士-ブラック・パラディン』の紹介になります。2002年の 『黒魔導の覇者』に収録されたモンスターで 『魔導戦士 ブレイカー』や 『王立魔法図書館』、 『魔導サイエンティスト』あたりと同期のカードですね。攻撃力をお互いのフィールド・墓地のドラゴン族×500アップする効果と魔法に対する制圧効果を持つモンスターになります。
原作【 遊☆戯☆王】での活躍
原作【 遊☆戯☆王】では「バトルシティ編」準決勝の「闇遊戯vs海馬」戦にて 《青眼の究極竜》を攻略するために闇遊戯が使用したモンスターで、『融合解除』によって『青眼の白龍』3体に戻し自分フィールドのレッドアイズ込みで攻撃力を4900まで上昇させ《拡散する波動》による全体攻撃で勝利を決めるというまさにエースとしての活躍を見せました。闇遊戯の使用カードには神のカードを始めとした様々なエースモンスターが存在しますがその中でもかなり人気のカードですね。『バスター・ブレイダー』が相手フィールド・墓地のドラゴン族モンスターしか参照出来ない事を考えると お互いのフィールド・墓地を参照できるというのは当時目線だとかなりぶっ飛んでいましたね。2025年現在でもお互いを参照してその数×500もアップするモンスターは中々いない。
イラスト違いも多い


人気カードなだけあってイラスト違いも多くて、全体像が写っている【LIMITED・EDITION】版や、魔法陣が背景にある【SD-遊戯】版、デフォルメされた 【セブンイレブンコラボ】版があったりします。初期版も合わさればイラスト違いは4種類と融合モンスターの中では今のところ最多ですね。どれも特徴があって一長一短。自分は魔法陣の奴が好きです(隙自語)。
現在でも運用出来る?


2025年現在の個人的な感想を言ってしまうと無理して使う理由はないが唯一性はあると言った感じでしょうか。魔法を無効に出来る制圧モンスターとして扱う場合手札コストがかかる分ターン1がないのがメリットなんですがやはり競合である 『超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ』の存在が大きく先行だとどうしても穴が出来てしまうのは否めないですね。ただアタッカーとしてみた場合はそうでもなくて お互いのフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップするためバスター・ブレイダー関連をサポートする【破壊剣】シリーズの恩恵を受けられる+ブラマジでも 『青き眼の精霊』や 『星杯竜イムドゥーク』等のリンクモンスターによってドラゴン族を供給出来るというメリットがあります。『破壊剣士融合』や『 黒魔術の秘儀』ならバトルフェイズによる更なる追撃が可能。最悪融合代用モンスターを使っての墓地融合でも良いですね。あと現状6000打点以上を現実的に叩き出せる唯一の【ブラック・マジシャン】関連の融合モンスターでもあります。今はブラックマジシャンだとセレーネから『アクセスコード・トーカー』をエースとして起用出来るためそこまでの打点がいるのかはデッキと要相談ですね。
受け継がれる超魔導の系譜



他の超魔導シリーズだとドラグーンが優秀なのは勿論ですがドローが気楽に出来る 『超魔導師-ブラック・マジシャンズ』や全体除去効果をもつ 『超魔導戦士-マスター・オブ・カオス』等用途によって使い分けられる性能を持っていますね。 「ブラック・マジシャン」系列の融合モンスターは融合召喚の他にも 『ティマイオスの眼』による特殊召喚が可能なので比較的ハードルは低め。『超融合』による除去だと戦士・魔法使い・ドラゴン族の効果モンスターあたりに対応しやすいですね。
今でも人気が高い 「ブラック・マジシャン」の進化形態の一体
現在でもフィールドや墓地の種族を変えるカードでサポートしたり、魔法の連続無効は一部のデッキ相手に需要があったりするため今でも【ブラック・マジシャン】デッキでは用途が存在するモンスターの一体ですね。昔から色褪せない魅力があるカードです。