
トライワイトゾーン
通常魔法
(1):自分の墓地のレベル2以下の通常モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
今回はカード紹介回という事でエクシーズ初期に生まれたにしては無相応なスペックをもつロマンカード、『トライワイトゾーン』の紹介になります。2011年の 『フォトン・ショックウェーブ』に収録されたカードで 『銀河眼の光子竜』や 『レスキューラビット』、 『エヴォルカイザー・ラギア』等と同期のカードですね。効果自体はかなりシンプルで☆2以下の通常モンスター3体を縛りなしで蘇生する効果を持ちます。当時は 『No.96 ブラック・ミスト』等の3体要求するエクシーズモンスターをX召喚出来る貴重なカードの1枚でした。時代が進んでリンク召喚実装で何故か株が上がってしまったカードでもありますね。
条件付きとはいえ3体ものモンスターを縛り無しで蘇生出来る



☆2以下の通常モンスターという条件は付くもののモンスター3体を縛りなしで蘇生出来るのは非常に強いですね。『守護竜ユスティア』や 『ガード・オブ・フレムベル』等のチューナーも呼び出せるたシンクロ・エクシーズ・リンク召喚なんでもござれ。最近は通常モンスターに対するサポートも手厚いため☆2以下の通常モンスターでも使えるカードが増えてきたというのも追い風ですね。今だと『ホワイト・ダストン』とかまさにそう。【原石】ギミックあたりでも通常モンスターは用意しやすくなったのもデカいですね。通常モンスターのサポートカードは 『苦渋の決断』や 『予想GUY』等優秀なカードがあるためフィールドに出すだけならやりやすくなった。
通常モンスターを墓地に送ったり供給する手段も増えてきた



通常モンスターを墓地に供給する手段は色々ありますが特に『高等儀式術』や『トレジャー・パンダ』系統は相性抜群ですね。一気に複数体の通常モンスターを用意出来るため『トライワイトゾーン』の発動条件を満たしやすい。【エクゾディア】パーツを持ってきてリンク召喚→トライワイトゾーンで爆アドを稼ぐのは鉄板にして強ムーブですね。他だと 『創造の代行者 ヴィーナス』なんかは 『マスターフレア・ヒュペリオン』によるコピーが効きますし、 『はぐれ・もけもけ』等は手札から捨ててテーマカードを持ってこれる+墓地で通常モンスターとして扱うため使いやすい。あとは『魔獣の懐柔』と共存できる獣族【おジャマ】や 『メルフィー・ラビィ』を使ったり、 『雲魔物-タービュランス』にカウンターを貯めて『雲魔物-スモーク・ボール』を供給したりやれる事は多いですね。使うだけならば『プロンプト・ホーン』でモンスターを供給したり、☆2通常モンスター達で『スプライト・スプリンド』をL召喚して3体目を落とすといったやり方も可能。あと細かな点としては墓地で通常モンスターになれるデュアルモンスターを蘇生出来るため 【化合獣】モンスターを一気に蘇生出来る唯一のカードだったり、絶望神を特殊召喚する助けになれたりします。地味に強いバーンカードである 『人投げトロール』のコストを供給するのにも使えたりしますね。
可能性を秘めた3体蘇生のロマンカード
通常モンスターを供給する手段は別でいるものの蘇生した後の選択肢が広くなったため発動さえ出来れば現在でも通用するパワーを持っているのは面白い点だと思いますね。『キング・もけもけ』等のモンスターと合わせられた日には宇宙が見える。出来るかはデッキ次第というまさにロマンカードに相応しい通常魔法だと思います。