ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

Vジャンプ11月号に『征覇竜-ブレイズ』収録決定。リメイク記念に【征竜】を振り返る

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最近のリメイクラッシュに乗り遅れる事なく来ましたねー。多分ブラスターのリメイク枠でしょう。この流れだと他の3体もリメイクされるんでしょうか。

今回は遊戯王で8期環境を牛耳った元祖四天の龍【征竜】について効果を振り返りながら話していきます。効果を考察するのにも必要ではありますし

 

征竜とは

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征竜は2013年の【ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー 】で登場した各種族をサポートする(はずだった)☆7のドラゴン族テーマです。同期としては【幻獣機】や【BK】なんかがいます。マスターデュエル勢ならドラゴサック、『メンタル・ドレイン』や『魔導書の神判』とかの方が縁があるのかも。征竜には炎、風、水、地の四属性が存在しそれぞれが固有の効果を持っています。

『焔征竜-ブラスター』

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『焔征竜-ブラスター』
効果モンスター(制限カード
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
このカード名の(1)~(4)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札からこのカードと炎属性モンスター1体を墓地へ捨て、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
それを破壊する。
(2):ドラゴン族か炎属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(3):このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。
このカードを手札に戻す。
(4):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える。

いずれか1つの効果とはいえ1枚のカードで4つの効果を持つのは当時でも破格でしたね。②③④は対応する属性こそ違いますが征竜共通の効果になっています。①が固有効果になっていてブラスターはフィールドのカード1枚を破壊する効果。正直あまり使いませんでしたがブラスターがダブった時に急に伏せカードが破壊されるので痒いところに手が届く効果といった感じ

 

『嵐征竜-テンペスト

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《嵐征竜-テンペスト》 
効果モンスター(制限カード
星7/風属性/ドラゴン族/攻2400/守2200
このカード名の(1)~(4)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札からこのカードと風属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
デッキからドラゴン族モンスター1体を手札に加える。
(2):ドラゴン族か風属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(3):このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。
このカードを手札に戻す。
(4):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキからドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える。

固有効果はドラゴン族を何でも1体サーチする効果。今だと風属性なんてそうそうおらんやろってなるんですが当時は手札でダブったテンペストを捨てるだけで他の征竜やレダメにアクセス出来たため正直3枚使えるようにはならないで欲しいカードです。

『瀑征竜-タイダル』

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《瀑征竜-タイダル》 
効果モンスター(禁止カード)
星7/水属性/ドラゴン族/攻2600/守2000

このカードと水属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。

②自分の手札・墓地からこのカード以外の
ドラゴン族または水属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
④このカードが除外された場合、
デッキからドラゴン族・水属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「瀑征竜-タイダル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

固有効果はデッキからモンスター1体を何でも墓地に送れる効果。水属性モンスターの効果で墓地に送れることを含めて『はいダメー!』って感じのカードです。ただ今のインフレ環境ならワンチャン復帰の可能性すらあるのが恐ろしい。

『巌征竜-レドックス』

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《巌征竜-レドックス》 

効果モンスター(禁止カード)
星7/地属性/ドラゴン族/攻1600/守3000

このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、
自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。

②自分の手札・墓地からこのカード以外の
ドラゴン族または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
④このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

固有効果は墓地のモンスター1体を何でも蘇生させる効果。今の環境だと春化精みたいなトンデモ集団がいるから良いのではないか的な議論をよくされるのですがこちらは春化精の『地属性以外の効果が発動出来ない』と言う縛りがないため混合デッキでも使えるというメリットがあります。

子供征竜

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四属性存在し、対応する属性のモンスターかドラゴン族を捨てることで対応した征竜をデッキから出す効果があります。子供征竜の情報が出たあたりから『あれ?これ征竜だけで組んだ方が強くね?』と言う思想が盤石なものになりトーナメントパックの争奪戦が始まりました。アホかな?

 

大会での活躍

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やる事自体は至極単純で征竜を連続で特殊召喚してランク7を連打するビートダウンデッキです。同パックの☆7専用のドロソである『七星の宝刀』や伏せを破壊出来て場持ちもいい『幻獣機ドラゴサック』、デッキから直接☆7を出せる子征竜、ドラゴンをサポート出来るレダメ、万能無効である『光と闇の竜』、相手のモンスターをほぼ無償で奪える『No.11ビッグアイ』の存在から瞬く間に環境を席巻しました。ぶっちゃけここまででも強いんですがここまでだと手札消費がえげつなくて一回捲られると終わりのデッキでしたが、そこで注目されたのがこのカード

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『超再生能力』です。これによって子征竜の効果や征竜の固有効果で捨てられた分すらカウント出来るのでエンドフェイズに一気に手札が増えます。一気に5枚以上ドローされることはザラにあってブルーアイズ+トレード・イン、アドバンスドローを採用しているデッキならば1枚から10枚以上のドローすら実現が可能でした。そしてこのカードなんと速攻魔法でかつ効果の重複が可能で実用性は低いもののそのままエクゾディアを揃えるデッキもあったほど。魔導と比べて墓地に送られても征竜ならリソースになるのも強い。

その結果めでたく2014年4月に征竜全員が制限行きに。アホかな?

その後は『No.95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン』と『エクリプス・ワイバーン』と言う最恐の相棒達と共にまだ環境に君臨し続け、2015年4月に親征竜4体が全員禁止に。子征竜も実質的に禁止指定を受けて【征竜】というテーマそのものが構築不可能になりました。その後もエクリプスとダークマターは2019年1月に禁止カードに。

 

元祖何で作ったのと言われるテーマ

環境→パーツが禁止→構築不可になるデッキは数多くありましたが、テーマ全てのカードが実質禁止になったのは征竜が初めてなのでそれが伝説になっていると言う訳ですね。ちゃんと考えてカードを作れという教訓ですねこれは(POTE以降のカードを見ながら)。征覇竜がどうリメイクされるのかが楽しみです。

 

『征覇竜-ブレイズ』の効果公開。対象を取らない破壊で差別化を狙うランク7エクシーズ! - ヨキのゆったりゲーム日記