①：このカードが手札・墓地に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。フィールドのX素材を１つ取り除き、このカードを特殊召喚する。この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分は「百鬼羅刹 神速ブーン」を特殊召喚できない。
今回はカード紹介回という事で『百鬼羅刹神速ブーン』の紹介になります。【ファントム・ナイトメア】に収録され、最近はサイドに投入されている事が増えてきているカードで、世にも珍しい【モンスターではなくエクシーズ素材を対象に効果を発動するモンスター】達の1体です。
採用が増えている理由
これはタイトルにもある通り【ピュアリィ】に対する対抗手段の１つとしての用途ですね。【百鬼羅刹(ゴブリンライダー)】は自分・相手フィールドのエクシーズ素材を取り除いて効果を発動するので、下級の【エピュアリィ】の該当するメモリー(プランプならデリシャスメモリー)を取り除く事で相手ターンに妨害、素材を補充するという動きを阻害する事が出来ます。
発動したカード効果を受けない『エクスピュアリィ・ノアール』に対しても【モンスターではなくX素材に適用されるという珍しい効果】のお陰でノアールのX素材を取り除く事が出来、妨害の回数を減らす事が出来ます。6素材なら3回使えますが、1つ外してしまうだけで2回になりますからね。この差はデカい
他のピュアリィ対策札との違い
よくある対策札である『深淵の宣告者』との違いとしてピュアリィ速攻魔法でケアはされないというメリットがありますね。『エクシーズ・オーバーディレイ』とはモンスターである点とあらかじめ墓地に送って妨害として構えられるという点で差別化でき、『倶利伽羅天童』や『壊獣』の方が速く除去出来ると言われればそうですがこれもデッキによっては先行であらかじめ構えられるというのが差別化点になります。まあ倶利伽羅天童は原罪宝でのサーチが効いたり、それぞれにメリットがあるので相互互換と言った感じ。
神速ブーンのみの裁定
神速ブーンの珍しい裁定としてブーンの効果を手札で発動に対してチェーンしてコストで手札を捨てるカードを発動、ブーンをコストとして捨てる事で墓地のブーンが何故か別のカードとして扱われるため墓地でブーンの効果をもう1回発動する事が出来ます。
『ブーンは1回しか特殊召喚出来ないのにこの行為に意味あるの？』となるんですが特殊召喚が出来なくてもX素材を取り除く処理が行われるため、一気に２つの素材を取り除く事が出来ます。
一応誓約こそ付くもののモンスターを増やしつつ、墓地に送られても除外されないので使い回せるのも強みですね。ノアールに対象に取られてもチェーンしてこのカードを使う事で3つ素材を消費させられる。
ゴブリンライダーの中では使いやすいカードの1枚
エクシーズ素材を取り除く効果自体は下級ゴブリンライダー全員が持っていますがブーンは特に使いやすい効果をしていますね。流石にメインデッキに入るほど便利なテーマは今のところありませんが、手札コストとして捨てやすいテーマやカードを採用出来るデッキやランク3を取り入れられるデッキ、リンク数を伸ばしやすいデッキ等のサイドに入れると良さげかも。
