今回はテーマ紹介回という事でホルス搭載型のブラックフェザー、所謂【ホルスBF】の紹介になります。ブラックフェザー自体は2022年のダークウィング・ブラストにて強化が入り、初動の確保と先行制圧の出力がかなり上がった【先行制圧型のデッキ】になります。
どういうデッキか
【ホルスBF】は王の棺とホルスの栄光イムセティを採用しつつスモールワールドで初動である『BF-毒風のシムーン』と『BF-幻耀のスズリ』にアクセスするルートを増やした構築ですね。ホルスを使って誘発ケアや墓地肥やしをするというよりは中継役として優秀なので入れていると言った感じ。今まで経由先だったラディアンは下のルートが取れませんね。
みたいなルート等があります。勿論☆8要員としても優秀なので☆2のチューナーからカオスアンヘルやバロネス、フルアーマードウィングを出すのにも使える。
強み①:ブラックフェザー・アサルト・ドラゴンの制圧力
他のシンクロデッキの展開と何が違うのと言われたら間違いなくこいつでしょう。レッドデーモンアビス+『BF-ツインシャドウ』+雪撃のチヌーク(+上振れサルンガやディスパテル)に加えてコイツが2〜3体は出てくるので先行展開が通ればこちらのモンスター効果に合わせて1400〜2100のダメージが飛んできます。2体ならば6回でゲームセットしてしまうと中々速いため除去を強いる事が出来る。アサルト自身もフィールドの全てのカードを破壊する効果があるのでこれも一応妨害として機能する。モンスター効果によく刺さる+アビスの万能無効があるのでモンスター効果主体のデッキに強くでる事が出来ます。
強み②:シンクロさえ出来れば相手の盤面を処理しやすい
個人的に偉いなと思ったのが最近でた『BF-下弦のサルンガ』と『BF-雪撃のチヌーク』ですね。彼らはシンクロがいる時にフリーチェーンの妨害としても使えるし、チヌークに至ってはシンクロがいなくとも自分ターンで相手のモンスター妨害を一回踏めるとかなり器用です。他のBFにもカードを複数破壊出来るライキリ、表示形式を変更出来るオロシ、コントロールを奪取するフルアーマードウィング、シンプルに攻撃力でゴリ押す事が出来るチドリと切り返しに優秀なカード達が揃っています。汎用だとイムセティがいたりカオスアンヘルだったりリトルナイトも出せたり。サルンガとチヌーク以外は確定で採用されるという事はありませんが意外とシンクロさえ出来ればなんとかなるなって場面は多いです。
弱み
黒い旋風、黒羽の旋風によるサーチ、蘇生を止められると苦しい
黒い旋風に対する『幽鬼うさぎ』や『サイクロン』系統は勿論のこと、例えば毒風のシムーンに合わせて黒い旋風を破壊してもいいですし、黒い旋風の効果に合わせてモンスターを処理、裏側にすることで黒羽の『○○の攻撃力より低い』というテキストを参照出来なくなるので展開を阻害する事が出来ます。モンスターの着地狩りに弱いのはBFの伝統ですね。あとはシンクロデッキであるため増殖するGが重いのと、【サーチを多用する展開デッキ】であるためドロバがブッ刺さります。更に展開の都合上闇属性で固まるので『超融合』も面倒くさく、今のOCG環境だといつの間にかメタられてるみたいな事が多いです。
あとはメタ的な話をするのならシムーンとスズリ以外の初動から繰り出される展開が今の環境だと脆く、無理をしてでもアクセスしないといけないというのもあります。中継が増えただけで弱点は変わっていない。
バーンと制圧を高レベルで兼ね備えるシンクロデッキ
モンスター効果に合わせてバーンが飛んでくるので所謂寿命というのがある以上、展開が通ったら勝ちという流れを作りやすいのは今のシンクロデッキにおいて偉いポイントですね。モンスター効果を主体とする相手ならいつのまにか○んでるみたいなのもザラ。アビスのカード効果無効も偉い。