今回はテーマ紹介回という事で12期の始まりにして融合を代表するデッキ、キマイラの紹介になります。2023年4月の【デュエリストネクサス】できちんとテーマ化したカード達で自分・相手ターンできちんとアドバンテージを稼ぎつつ相手を倒していく【中速よりのデッキ】ですね。このデッキには【ホルス】の出張ギミックや幻想魔族をサポートするギミックが搭載されている事がよくあり、ホルスの方は打点やランク8要員として使ったりドゥアムテフが獣族だったりで少しシナジーがあったりします。
扱いやすくなったカード達
個人的に偉いと思ったのが『合成獣融合』に『ガーディアン・キマイラ』が対応している事から純粋に着地狩り性能が強いという事と、『幻獣王キマイラ』によるハンデス+蘇生効果ですね。アドバンテージが開きやすい。地味な所だと融合を回収からドロー+破壊効果がある偉モンスター『マグナム・ザ・リリーパー』とかもいる。このデッキはガーキマに対して連続したチェーンが組めるので効果を通しやすく、『融合』も使うので対象耐性も与える事が出来たりするなど個人的に『ガーディアン・キマイラ』を1番上手く使えるデッキと思っています。基本は墓地のソードナイトによる妨害+相手ターンガーキマ+αの布陣を目指します。
強み①:ミラーソードナイトによる実質的な相互サーチでアド差を生みやすい
このテーマの話をするうえで欠かす事が出来ないモンスターですね。このカードから『大翼のバフォメット』に繋げる事でデッキの核である『合成獣融合』とキマイラの片割れである『幻爪の王ガゼル』両方をサーチ出来るのでかなり強力です。これに加えて大翼バフォメットや幻獣王キマイラ、『大陰陽師 タオ』には幻想魔族を蘇生する効果が内蔵されていてこのカードの効果を相手ターンにも使う事が可能でありこのカードを使い回しているだけでアドバンテージがみるみる開いていきます。『幻獣王キマイラ』のランダムハンデス効果も合わさって差が広がりやすいですね。
強み②:融合さえあれば誘発のケアが可能
デッキの核である『合成獣融合』が速攻魔法であるためガゼルあたりに対する『無限泡影』や『エフェクト・ヴェーラー』をチェーンして撃つことでかわす事が出来たり、墓地にコアトルがある状態でキマイラさえ出してしまえばその後の展開が実質的な対象耐性を得る事が出来るのでここも強力ですね。チェーンを組む順番を考えることで本命に対するうららもケア出来る事があり、ある意味融合さえあればなんとかなると言ってもいい。
強み③:『深淵の結界像』によるロック性能
幻獣王キマイラが墓地効果で墓地の悪魔・幻想魔族、獣のどれかを蘇生出来る効果を持つため、『幻獣王キマイラ』→『幻獣魔王バフォメット』を融合して結界像をデッキから墓地に落とすことで、ここから『深淵の結界像』を出して実質的なロック盤面を築く事が可能です。手札に結界像が来てしまった場合でも『融合』から墓地に送り幻獣王キマイラで蘇生の流れが簡単に出来る時いうのも偉いですね。先に結界像を送った場合にも『幻獣魔王バフォメット』は『王の棺』で蘇生出来る『ホルスの祝福－ドゥアムテフ』や幻想魔族、変わったところだと『エンドオブアヌビス』、『王虎ワンフー』、『暗黒の侵略者』等を墓地に送る事も出来るので送る要員には事欠かない。
弱み
融合が出来ないと誘発相手に脆い
融合を持っていればなんとかなる→融合を持っていないと苦しいという事でもあるためここは仕方ないですね。実際このデッキには『合成獣融合』と『融合』が大体『魔玩具補綴』込みで8.9枚くらいなので。召喚権を使ったミラーソードや幻想の爪ガゼルにうらら喰らってkoはあるある。
メタ的な話をすると『合成獣融合』は速攻魔法ではあるんですがメインフェイズにしか発動できないので速攻魔法でスタンバイに破壊したり。融合を使うデッキなので魔法の発動そのものを1ターン封じる『魔封じの芳香』、融合や特殊召喚を封じる展開は厳しいですね。障壁はホルスがいればなくはない。
結界像がいない盤面は意外と妨害数が少なく突っ切られる事もあるのでそこは誘発でなんとかしないといけないですね。
ハンデス+展開でアド差を広げ続けて勝つ融合デッキ
妨害数自体はそこまで多くはないんですけどなんやかんやで幻獣王のハンデスが効いてその後のミラーソード＋ガーキマでリソース差を広げ切って勝つみたいな展開が多い印象ですね。一応ハンデス出来る中速デッキは【ラビュリンス】あたりがあるんですがラビュと違って上振れ展開ではなく通常の展開途中のハンデスである点や結界像によるロック+ガーキマの着地狩りの強さが差別点になると思います。
