サイコ・エンド・パニッシャー
シンクロ・効果モンスター
星11/光属性/サイキック族/攻3500/守3500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):自分のLPが相手のLP以下の場合、S召喚したこのカードは相手が発動した効果を受けない。
(2):1ターンに1度、1000LPを払い、
自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(3):自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
このカードの攻撃力は、お互いのLPの差の数値分アップする。
今回はカード紹介回という事でシンクロ界の最強レベルの打点を持つモンスター、『サイコ・エンド・パニッシャー』の紹介になります。2022年の【 ディメンション・フォース】に登場したカードで 『セリオンズ“キング”レギュラス』や 『ヴィサス=スタフロスト』、 『捕食植物アンブロメリドゥス』、 『ダイノルフィア・レクスターム』等と同期のカードですね。耐性と自分と相手のライフ差だけ攻撃力を上げる強力な打点アップ効果があり、今でも使われるモンスターの1体ですね。
☆11は意外と出しやすい


遊戯王の中で☆11は☆3+☆8、☆4+☆7の組み合わせがあるので意外と出しやすいというのが偉い点ですね。今は高い採用率を誇る手札誘発モンスターである『灰流うらら』等が☆3チューナーであることも相まって色々なデッキで出せる可能性がある。☆8は最近だと【千年】モンスターや【ホルス】、 『破壊竜ガンドラG』、汎用テーマだと 【P.U.N.K.】あたりの出しやすいモンスターも揃っている。☆7+☆4の組み合わせでも☆7で出しやすいモンスターは【クシャトリラ】を筆頭にゴロゴロいるので サイコエンドパニッシャーを採用しやすいですね。
相手とのライフ差も意図的に作る事が出来る


最近だと『原石の鳴獰』や【千年】モンスター、『 雷仙神』、 『天威龍-スールヤ』、『簡易融合』、 『インスタント・コンタクト』、 『神の宣告』、 『サイコ・ブレイド 』、 『亡龍の戦慄-デストルドー』、【PUNK】出張等ライフを犠牲に発動出来るカードが多いのも追い風ですね。実際にライフを自分から削りにいってサイコエンドでワンキルするコンセプトデッキも存在します。サイコエンド自身も効果で1000のライフを払うので打点を上げる事が出来ますね。一応ライフの差分攻撃力が上がるため相手よりもこちらのライフが上の場合でも攻撃力が上がります。 『儚無みずき』のライフ回復あたりで無理矢理ライフ差を作りにいっても良いのかもしれませんね。
他の高打点モンスターとの違い


他の出しやすい高打点モンスターとしてアストラムやアクセスコード・トーカー等が挙げられますが彼らと違って打点アップが永続である事とお互いのターンに発動する事、発動した効果を受けない耐性が付与されている事、ライフ差によっては一撃で仕留められる事が差別化点になると思いますね。実際にアストラムだと3000、アクセスだと耐性がないうえにアップデートジャマーがなければライフを削り切る事が出来ない。その点サイコエンドはライフが下回っているだけで耐性が付くというのが偉いですね。安全に攻撃を通しやすい。その分1000や2000の打点アップだけだと他のモンスターの方がいいよねとなってしまうためなるべく攻撃力が能動的に上げられるデッキに採用したいところ。
弱点と対策
サイコエンドパニッシャーはS召喚されている場合に耐性を備える強力なモンスターではありますが勿論弱点も存在してパッと思いつく対策札だけでも
- 壊獣やラヴァゴーレムなどのリリース
- 閉ザサレシ世界ノ冥神のリンク素材化
- 双穹の騎士アストラム
- オネスト、 月鏡の盾等の打点補助
- モンスターを1体犠牲にしてライフ差を逆転させる( 打点上昇効果でもう攻撃も出来ないほど離れているなら無理)
- 大捕り物、スキル・ドレイン等の永続効果による奪取や効果無効
- 『氷剣竜ミラジェイド』の③等の発動を経由しない除去効果
- 『拮抗勝負』等の除去を強制する効果
など限られていますが色々ありますね。1番簡単なのがライフ差の逆転でサイコエンドの一撃で死に切らなかった場合はお互いのライフがかなり近くなる場合があります。そうなった場合少しだけでもライフを減らす事で色々なモンスターでの除去が可能になりますね。ただサイコエンド側が一撃で仕留められるスペックがあるため仕留められなかった代償としてみた方がいいですね。あとは
出せるデッキならばまさに最終兵器
どれだけのライフ差が付いてもこのカードのS召喚で逆転出来る可能性があると考えれば出せるデッキなら非常に頼もしいモンスターの1体ですね。このカードの一撃で決まった時は気持ちいい。面白いモンスターだと思います。