アースゴーレム＠イグニスター
融合・効果モンスター
星７/地属性/サイバース族/攻2300/守2000
サイバース族モンスター＋リンクモンスター
このカード名の(3)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが融合召喚に成功したターン、自分が受ける全てのダメージは０になる。
(2)：ＥＸデッキから特殊召喚されたモンスターをこのカードが攻撃するダメージステップの間、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力分アップする。
(3)：このカードが戦闘で破壊された時、
「アースゴーレム＠イグニスター」以外の自分の墓地のサイバース族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
今回はカード紹介回という事でサイバースを守るはずがサイバースを殲滅してしまうカード、『アースゴーレム@イグニスター』の紹介になります。2019年の【イグニッション・アサルト】に収録されたカードで【@イグニスター】の一員であり【メガリス】と同期のカードですね。
ダメージを0にする効果、攻撃力の倍加、墓地のサイバースを蘇生と優秀な効果を持っています。
ただどちらかというと効果よりはその【召喚条件】が1番評価されているというサイバースの中では珍しいモンスターですね。
①:基本は相手モンスターを巻き込んで出す
そのまま出しても勿論強いですが、このカードの真髄と言えばこれですよね。サイバース族+リンクモンスターという緩い召喚条件から相手モンスターを一気に2体除去しつつ融合召喚出来ます。特に最近のサイバースの先行展開は作られてしまうと返せない程のパワーを秘めているというのもあってそれを抑止できるアースゴーレム+超融合のセットは強いです。
②:汎用デッキでもフィールドに居座るサイバース族は増えて来ている
相手ターンにリンク召喚を行える『I：Pマスカレーナ』や『ピットナイト・アーリィ』等を経由して出てくる『デコード・トーカー・ヒートソウル』を筆頭に、『双穹の騎士アストラム』や地味にサイバース族の『大儺主水』、【トポロジック】シリーズ、『プロテクト・コード・トーカー』を経由しての【ファイアウォール】シリーズ等、汎用デッキでも妨害や展開の要として居座れるサイバースが増えてきているというのも追い風ですね。追加でリンクモンスターを出していようものならば『超融合』で相手にだけ大きな損害を与えることが出来る。
③:相手ターンに出せるならダメージを0にする事で確実にターンを回すことも出来る
地味ではありますが非常に厄介な効果の１つですね。このカードが出たターンは効果ダメージすら通さないため盤面を更地にされたとしてもほぼ確実にターンが回って来ます。ワンチャンスを作れるのは偉いですね。そしてこの効果は非常に特殊な裁定になっており【発動する効果】に分類されません。召喚に成功した瞬間に適応される効果のため『無限泡影』等のモンスター無効を発動したとしても止める事は出来ないという事ですね。融合そのものを止めなければダメージ0効果は確実に通るものと思ってくれればいいです。カリユガと同じですね。詳しくはカリユガのQ&Aを調べてみてください。自分ターンで出した時は効果ダメージのデメリットを受けるカードを安全に使えるのでここも面白いですね。【@イグニスター】ならば『めぐり-Ai』や『Ai打ち』のデメリットを回避するのに使える。『セキュア・ガードナー』のようにお互いにダメージを受ける系のカードの効果をこちらのみ受けないという事も。
④:蘇生効果や攻撃力上昇も地味に偉い
このカードの効果内の最大打点である4600は攻撃力をアップする系のモンスターでなければ超えられないラインであると考えると地味つよですね。『超融合』ならばこいつのよりも打点の高いモンスターを吸ってしまえば安全に攻撃を通せる。発動を伴わない永続効果であるため奇襲性もバッチリですね。蘇生先もサイバース族であればなんでもいいというのもありがたい。戦闘破壊にしか対応していないので過信は禁物ですが。
サイバースの暴走時に輝く意外と頼もしいモンスター
展開が鬼強い【サイバース族】に対しての明確な解答札になってくれるというのはそれだけでありがたいですね。選択肢としてキチンと覚えておきたいカードの1枚です。不器用ですまん・・・
