滅亡龍ヴェイドス
効果モンスター
星９/闇属性/炎族/攻2800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、
フィールドゾーンのカード１枚を対象として発動できる。
このカードを相手フィールドに特殊召喚し、対象のカードを破壊する。
その後、デッキから「灰滅」永続罠カード１枚を選び、手札に加えるか自分フィールドにセットできる。
(2)：このカードが相手フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
今回はコラム兼雑談回という事で個人的に面白いなと思ったコンボやカード紹介ですね。紹介するのはカードの方でサイドデッキにおける『滅亡龍ヴェイドス』の採用率の増加。自分・相手ターンにフィールド魔法を破壊しつつ相手フィールド上に特殊召喚される手札誘発モンスターですね。自分のフィールド魔法も割る事が出来るコンボ性や墓地に送るギミックと共に使う事で②の一掃効果を使えたりする面白いカードではあるんですが2025年現在採用する人が増えているとか。早速内容を見てみると・・・
現在の環境はフィールド魔法を使うテーマが増えてきている
現環境はトップシェアの【VSK9】や【ヤミー】等フィールド魔法を軸にするテーマが増えているという事で評価を上げているみたいですね。特に【VS(ヴァンキッシュ・ソウル)】のフィールド魔法である『Start for VS!』はサーチと戦闘効果破壊耐性、罠セットと得られるアドバンテージが多いため残しておくと盤面が非常に強固になります。それを破壊してリソースを削りにいく訳ですね。他にもテーマの展開の要になる『 ヤミーズメント☆ミニヨン』やアクロッキー、『M∀LICE IN UNDERGROUND』、『光の霊堂』あたりも狙い目ですね。相手の展開を阻害する事が出来る。【ヤミー】だけはスナッチーやフィールド魔法の墓地効果によって再利用されてしまう点は注意が必要。
【VS】の効果で②を起動させにいく戦法も強力
採用しているデッキはいくつか見かけましたが1番多いのがやはり【VSK9】のメイン・サイドデッキですね。相手に送りつけたヴェイドスを『VSラゼン』や『VS龍帝ヴァリウス』等で破壊して②の除去を発動出来るのが偉い点。VSは『VSホーリー・スー』によって相手ターンにラゼン等の展開が可能でありヴェイドスが通ればフィールドのモンスターを一掃出来る。ニビルや幽鬼うさぎと違いヴェイドスがVSの効果を起動出来る闇属性である点も若干優秀で自分・相手ターンに使えるため無効化されても次のターンでもう一回割りに行けるのも面白いですね。守備力も1500と十分戦闘破壊が狙える数値。
安易な発動が危険な側面も
これに関しては今環境で大流行中の【K9】がいるためですね。仮にフィールド魔法を破壊出来たとしても手札で発動する効果であるため『K9-17号 イヅナ』やルプスの発動条件を満たしてしまい、逆に相手の盤面が強固になってしまう可能性も。 ヨクルやランタンがデッキにある場合『N・As・H Knight』でヴェイドスを吸って②の除去を封じる事も出来るし、『K9-17号 “Ripper”』が既に存在する場合ヴェイドスは手札・墓地で発動する効果であるため①②共に無効化されてしまいますね。ヴェイドスの①の時点で無効化された場合次のターンも①を使えるためその点は悪くないですが 『K9-EX強制解除』をセットされてしまう点やそこから出てくるハンデス犬 『K9-EX “Werewolf”』の事も考えると対価に見合うかは怪しいところですね。
フィールド魔法に釘を刺す手札誘発モンスター
採用率は増えているものの現在は【VSK9】がミラーを制するために採用しているという印象があるモンスターですね。【VSK9】のシェア数の増加やメタ環境によってどこまで流行るのかが未知数という事もあって個人的には注目カードの1枚です。【灰滅】では展開に必須レベルのモンスターでもあるため興味がある人は集めてみてもいいのかも。
