ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

WCS2025閉幕!!活躍したカード12選!!

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今回は雑談回という事で遊戯王World Championship2025』における活躍したカードを何枚か紹介していこうという記事になります。まずリザルトを見てみると

OCG部門

優勝

【VSK9(ヴァンキッシュソウルK9)】

準優勝

【月光(ムーンライト)】

 

トップ32のデッキ分布は

【WCS2025トップ32】
デッキタイプ分布

 VSK9 :6
ヤミー:6

M∀LICE:3

月光:2

K9クリストロン1
白き森:1

閃刀姫1

不明:12

となりました。詳しい分布はわかり次第載せますが、スイスドロー形式のDay2の予選では【M∀LICE】、【VSK9】、【ヤミー】がよく見受けられており、展開系デッキの中でも頭1つ抜けているタイプが多いと感じましたね。トップ8にないテーマだと【白き森】を扱うプレイヤーも存在しました。海外では『増殖するG』が禁止である事から展開系デッキが強く、対応した【マルチャミー】を始めから扱う必要がある都合上デッキ選びやサイドデッキ周りが難航している印象を受けました。【M∀LICE】に関してはレギュレーションによる打撃は受けたも反面、展開の多彩さとその圧倒的展開力が評価されていましたね。予選だけ【M∀LICE】を使い勝ち進んでいるデュエリストもいました。

早速今大会で活躍していたカードを何枚か見ていくと・・・

 

 

VSホーリー・スー

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デッキからの特殊召喚と相手モンスターのコントロール奪取を行うVS(ヴァンキッシュ・ソウル)のキーカード。このカードをヘヴィ・ボーガーやヴァリス、 『闘神の虚像』で自分相手ターンで使い回す事で継続的にアドバンテージを得られるモンスターですね。メインエンジンでありながら相手ターンに出すことで手札誘発モンスターとして使うのも非常に強く、今大会でも様々な活躍を見せました。☆5であるためK9に繋げるパーツとしても優秀ですね。

 

K9-66a号 ヨクル

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手札の☆5と共に特殊召喚し、【K9】パーツをサーチ出来るモンスター。召喚権を使わずにランク5ギミックや【K9】に繋げる動きが非常に強く、【VS】や【水晶機巧】を始めとした様々なデッキで活躍しました。このカードがあるかないかで展開量がかなり変わるというのもあって率先して手札に引き込まれていましたね。ヨクルランタンの動きの他にもイズナやルプスの新時代の【K9】ギミックも強く、総じて優秀なテーマといった印象でした。

 

 

超念銃士ヴァロン

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相手モンスターを裏側表示にするランク5モンスター。相手ターンにも使える裏側表示効果は非常に優秀で様々なデュエルで活躍していましたね。ヤミーに使う事でシンクロを妨害したり、リンク召喚やエクシーズ召喚の前に使う事で相手の展開を阻害したりと一部のデッキに対して強い動きを見せました。ネフィルアサイラムと違ってエクストラデッキを圧迫しないというのも偉かったですね。ランク5の縁の下の力持ち。

 

 

CNo.104 仮面魔踏士アンブラル

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魔法罠を破壊しつつモンスター効果を無効にするオーバーハンドレッドカオスナンバーズの一体。今大会はネフィルアサイラムのエクシーズ素材化より、 『CX-N・As・Ch Knight』でアンブラルを直接出すことで無効妨害の質を高める構築が上位に来ました。実際にアンブラルの無効効果はハンデスにライフの半減までついてくると中々無法ですから理には適っていますね。決勝ではこのカードによるハンデスと 『K9-EX “Werewolf”』の手札除外によって相手の反撃手段を削っていく戦法が功を奏しており、勝利に貢献したカードの1枚でした。

 

 

ヤミー・スナッチ

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【ヤミー】デッキの根幹をなす自分・相手ターンにシンクロ召喚を行えるリンクモンスター。【マルチャミー】適用下による妥協盤面や最大盤面の強化、ヤミーシンクロの分裂効果で選択肢を増やす等使い道が多岐に渡るカードで、それでかつフィールド魔法も張り替える事が出来るとわかりやすいぶっ壊れモンスターです。ヤミーシンクロの共通効果でリンク1のモンスターをチューナーとして扱えるため自身がチューナーになれるのも強いですね。なんならシンクロ召喚効果自体はスナッチーを使わなくてもいい。【ヤミー】自体は非常に強いテーマではあるものの『マシュマオ・ヤミー』が大会で使えない事からフィールド魔法を除外されライフを取るスピードが遅くなるという状況がありました。

 

 

魔獣の懐柔

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デッキから獣族モンスターを3体特殊召喚を行う魔法カード。 【ヤミー】によく採用される☆2以下の獣族を3体特殊召喚する魔法カード。獣族縛りが付くものの【ヤミー】自体が光獣族で構成されているためデメリットを受けづらく、シンプルな爆アドカードになっていましたね。下手にモンスター効果を使うと『三戦の号』から持ってくるパターンがある事や、昔のカードが故にターン1がなく無効にされた時にフィールドにモンスターがいなければ2枚目が使えるという点もぶっ飛んでる要素ですね。

 

 

列王詩篇

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相手モンスターの効果を無効にする手札から発動出来る罠カード。デメリットで次のターン終了時までフィールドでしかモンスター効果を使えなくなるためヤミーでも一部の人しか採用していないカードではあったんですが今大会ではサイドデッキで『列王詩篇』を採用している【ヤミー】が上位に入るという結果になりました。やっぱり手札からの罠カードは強いですね。デメリットの上から使う価値があると改めて証明する大会になったと思います。

 

 

閃刀姫=ゼロ

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新しい【閃刀姫】の根幹をなすエースモンスター。【閃刀姫】のキーカード『 閃刀起動-エンゲージ』を持ってこれる事やこのカードが登場した事で 『閃刀起動-リンケージ』を絡めて相手のライフを取り切れる事など細かいところで優秀なモンスターですね。閃刀姫からしてみればこれほどありがたいカードもないと思います。【VS K9】が流行っていた今大会においてまさかのベスト4まで残るという快挙を見せました。 『ドロール&ロックバード』が流行る事はほぼ確定事項の状況でこれは凄い。

 

 

水霊術-『葵』

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相手の手札を確認してハンデスする罠カード。今大会では『閃刀姫-シズク』を墓地に送る事で先行から相手の手札を削るという使われ方がされており、まさに相手の虚をついたカードといった感じでしたね。海皇でたまに採用されるカードではあるんですけどまさか閃刀姫で見る事になるとは。

 

 

月光舞獅子神姫( ムーンライト・ライガー・ダンサー)

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相手のカード効果を受けず、2回攻撃と全体破壊を備える【月光(ムーンライト)】のエースモンスター。召喚に成功したデュエルでは高確率で勝利を引き込むというまさにデッキのエースモンスターとしての格を見せつけました。特に2体のライガーダンサーを出す布陣は鉄壁ですね。改めて【月光】の展開力の高さやルートの多彩さ、エースモンスターの強さを世界に轟かせた大会だと思います。

 

 

ドロール&ロックバード

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サーチを一回だけ通してしまうものの、その後のデッキからカードを手札に加える行為を封じる手札誘発モンスター。今大会では【VSK9】の分布が非常に多い都合上、多くのデュエリストのサイドデッキに仕込まれていたカードの1枚ですね。

『増殖するG』が禁止されている大会という事もあり様々な手札誘発や捲り札が使われていましたが一番採用率が多かったと思います。相変わらず効果がとんでもない。

 

 

皆既日食の書

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フィールドのモンスターを全て裏側表示にする速攻魔法。トップシェアの【VSK9】が魔法罠の無効を用意出来ないといった事もあり、非常に採用率が多かった捲り札ですね。ヴァロンの裏側表示と同じようにシンクロやリンク、エクシーズ召喚を阻害したり、『エフェクト・ヴェーラー』や『無限泡影』にチェーンして自分のモンスターを裏側にする事で躱す、裏側でも融合素材になる事を活かして相手モンスターだけを実質的に無効化する等使い道が多岐に渡るカードでした。他にも『ダイナレスラー・パンクラトプス』や『天霆號アーゼウス』、『冥王結界波』、『ライトニング・ストーム』、『禁じられた一滴』、『三戦の才』、『三戦の号』、 『嗤う黒山羊』等様々な捲り札が活躍していました。ライフを取り切れない場合を考慮して神の宣告を後攻にも関わらずサイドデッキに投入するデュエルもあり、非常に興味深かったですね。

 

 

 

【VSK9】と【ヤミー】環境に【月光】や他のテーマが喰らい付く形に

トップ8の分布1つとっても【VSK9】と【ヤミー】は2人、後は全て別テーマという環境2トップに他のテーマが喰らい付いた大会になりました。個人的には出来る事の優秀さからもう少し2トップの分布が多くなると考えていたので個人的には意外でしたね。列王型の【ヤミー】が強い事がしっかりと証明されましたし、【VS】もネオタキオンダークナイトではなくシャイニング+アンブラルの型が優勝したので今までのデッキ構築が見直されるかもしれません。