ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

全体破壊のヤバさは現役!!『大嵐』について【カード紹介】

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大嵐

通常魔法(制限カード
(1):フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

今回はカード紹介回という事で2024年に制限復帰したカード、『大嵐』の紹介になります。2000年の【Booster 7】に登場したカードであり2015年から2024年までの9年間禁止になっていたカードで、『ハーピィの羽根箒』、『サイクロン』に次いで有名な魔法罠除去カードとして知られていますね。ストラクに羽根箒の代わりに大量に入っていたカードでもありお世話になった人は多いと思います。効果は至ってシンプルでフィールドの魔法罠を自分のゾーンもろとも全て破壊する効果。昔は自分フィールドの魔法罠も破壊してしまうのがデメリットになっていたんですがこのカードの性能に時代が追いついて今や大会のサイドでもちゃんと投入されるパワーを秘めているカードでもあります。今回はその理由について話していきます

 

 

自分のカードも破壊できる


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自身を魔法扱いとしてスケールに置けるペンデュラムモンスターの登場や破壊をトリガーに発動する魔法罠や墓地効果を持つカードが増えた事によって自分フィールドの魔法罠も破壊してしまうデメリットが一部のデッキではメリットに変わった、ここが大きいと思います。ペンデュラムモンスターはスケールで破壊されてもモンスター効果が起動するので相性がいいですね。ハーピィの羽根箒やライトニング・ストームは相手のカードのみを破壊するため強力な反面コンボに使えず【基本的に後攻用のカードになる】のが欠点ではあったんですが、大嵐の場合はコンボ用のカードを自分が用意してしまえば【先行でも使える】というのも強みの1つですね。

 

破壊を肩代わりする効果が増えた

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これだけ聞くと『寧ろ弱くなってね?』って反応になると思いますがこれも大嵐の評価を上げている要因の1つだと思いますね。今までは罠ビに対して制限カードの『ハーピィの羽根箒』と2枚積めるが発動にターン1がある『ライトニング・ストーム』、この3枚+αで対応するのが主流でした。メタのメタカードである『神の宣告』系統は【カードの発動そのものをなかった事にする(無効にする)】効果のためライストを止められても連打する事が出来たんですね。ただ破壊を肩代わりする『神碑の翼フギン』のようなカードが相手だと手札にカード名ターン1があるライストが2枚あった場合に片方が腐ってしまう事があります。破壊したくても出来なくなる。

そこで大嵐の出番が増えたというわけですね。羽根箒、ライスト、大嵐と1種類ずつ積む事でこの3枚のうちどれか2枚があれば肩代わり効果を貫通しつつ全体除去が連打出来るというわけです。これは強い永続罠や魔法に苦しんでいる人にとってかなりありがたい。更に殺意を高めたいなら『コズミックサイクロン』とかを入れてみてもいいのかも。

 

使い終わった永続罠を割れる

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大嵐は自分のカードを割れるためコンボに使えるだけではなく、自分にすら影響を与えてしまう強い永続罠や永続魔法を能動的に割る事が出来ます。ここも強いですね。よくある例が『サモン・リミッター』や『スキルドレイン』で相手の展開だけを封じつつ、自分のターンになって決め切れると判断したら大嵐で相手のバックごと除去すると言った戦法も昔から強力です。ただ強力な反面今『大嵐』は1枚しか入らないので他のカードでもカバー出来るようなサブプランをデッキに組み込んでおくといいかも。

 

 

罠ビを絶対に許さないカードであり、コンボ性が高いカードの1枚

羽根箒、ライスト、レッドリブート、拮抗勝負、コズサイに並ぶ罠ビや永続魔法によるアド稼ぎを許さない性能を持つカードの1枚ではあるので、個人的には今でも面白いカードですね。速攻性こそ『コズミック・サイクロン』に劣ってしまうので『魔封じの芳香』のみケア出来ないものの全体除去はやっぱり強い(確信)。今でも十分すぎるくらい戦えるカードだと思います。