ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

12期最強美少女汎用リンク2『S:Pリトルナイト』の強さを解説【カード紹介】

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S:Pリトルナイト
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/戦士族/攻1600
【リンクマーカー:左/右】
効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてL召喚した場合、
自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
このターン、自分のモンスターは直接攻撃できない。
(2):相手の効果が発動した時、
自分フィールドのモンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。

今回はカード紹介回ということで誰もが認める最強汎用リンクモンスターの1体、『S:Pリトルナイト』の紹介になります。2023年の【エイジ・オブ・オーバーロード 】に登場したリンクモンスターで特定のモンスターをリンク素材にした場合の除去効果と相手が効果を発動した場合に自分のモンスターを含むモンスター2体をエンドフェイズまで除外する効果を持ちます。

まあ結論から言ってしまうと何もかもが強いですね。①、②の効果ともに無駄がない。【トロイメア】シリーズと比べて手札コストが必要ないうえに、フィールド・墓地のカードを1枚対象に取って除外なので腐りづらく、そして何より裁定に愛されている。12期の中では間違いなく壊れてるよりのリンクモンスターと言えるでしょう。今回はこのカードの何がそんなに強いのかというのと使い方を軽く解説出来たらなと。正体は一体何破小夜丸なんだ・・・

 

リトルナイトの裁定

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まず①の効果で『このターン、自分のモンスターは直接攻撃できない。』と書いてありますがこれは嘘です。これはこのカードの①効果の【発動後】にかかる誓約のため、直接攻撃をした後でもリトルナイトをL召喚して①は使えます。メイン2で使えたらおいしいですね。攻撃そのものは止められていないためメイン1でも盤面の処理自体は出来ます。

②の効果に関しても【2体対象を取って除外しなければいけない】ように見えますが【効果を受けない】モンスターを対象に取った時に関しては自分1体だけ除外出来るいう裁定になっているため、対象にさえ取れれば特に支障はないです。それに除外した後にモンスターゾーンがなんらかの理由で埋まった場合は除外されているカードは墓地に送られます(効果による墓地送りではない)。

②はダメステでは発動出来ません。

 

 

強み①:一部の制圧モンスターを置物に出来る


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このカードの①の効果と②の効果を組み合わせる事でロックする系の制圧モンスターを一時的に無力化する事が出来るというのがまず強い点ですね。リトルナイトがいる状態でこちらの効果に相手がチェーンしてきた時点でその制圧モンスターとリトルナイトを②の効果で除外する事で安全に展開を通す事が出来ます。アポロウーサやバグースカなら帰ってきた時には攻撃力がなくなったり、X素材がなくなったりで完全に無力化出来ますね。アポロウーサの処理が不安な人は同じような元々の攻撃力変動効果をもつ『キメラテック・フォートレス・ドラゴン』に『亜空間物質転送装置』を使った場合のコナミのQ&Aを調べれば出てくると思います。

 

強み②:一部の手札誘発カードから自分モンスターを守る事が出来る


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これも強いですね。リトルナイトがいる状態で自分モンスターの効果に相手が『無限泡影』等の対象を取るカードを使って無効化しようとしてきた場合にリトルナイトの②の効果を使って自分モンスターを一時的に除外する事で躱しながら効果を通す事が出来ます。『原始生命態ニビル』の場合はこのカードがあらかじめある場合にはリリースされたくないカードを一時的に除外する事でダメージを軽減するといった使い方も。②の効果自体は融合・S・X・Lモンスターを素材に使わなくてもいいというのもあってかなり使い勝手がいい効果ですね。

 

強み③:相手ターンならばシンプルに1.2妨害になる

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相手ターンにリンク召喚を行う『I:Pマスカレーナ』と非常に相性が良くデザインされたカードで、このカードの効果を①.②共にフルに使う事が出来るという点も優秀ですね。このお陰でマスカレーナ+1体のモンスターの布陣でも最低2回の妨害を残す事が出来、対象を取る除去魔法等でマスカレーナが誘発されたとしてもリトルナイトの②の効果で実質的な1妨害を作ることも。相手ターンにリンク召喚すれば直接攻撃が出来なくなるデメリットも気にならないのが偉いですね。返しのターンでリトルナイトが帰ってこれば十分なワンチャンスが生まれる。

 

おまけ:カイザーコロシアム下でのリトルナイト

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リトルナイトの②の効果でモンスターの除外適用中に『カイザーコロシアム』を貼られていた場合、【フィールドにモンスターが出す事が出来ないプレイヤーのモンスターを戻す事が出来ない】という裁定になっています。『カイザーコロシアム』を使っている側のプレイヤーのモンスターが0の場合や使われている側のモンスターが0の場合は問題なく戻す事が出来ますね。これを活用すれば相手モンスターだけを一方的に戻さないという使い方が出来たりします。露骨にモンスターが少ない状態のカイザーコロシアムは注意が必要ですね。

 

 

 

弱み

チェーン不可のカードや直接戦闘に入られると脆い

『このカード処理するためだけにバトルフェイズとか正気か?』となる人もいると思いますがリトルナイトは②の効果から除去カードから味方諸共逃げる事が出来るので1番カードを使わない手段とも言えます。チェーン不可のカードならそんな事許さないんですけどね。『超融合』とか『月女神の鏃』とか、特殊召喚にチェーンを介さない【壊獣】とか。出されてしまうと場持ちが凄いので素早く処理したいところ。幸い攻撃力は1600と低い。確実にこのターンで決めたいとなった場合には対象を取る効果でわざと逃がして大ダメージを狙いに行きましょう。一応②の効果で少なくとも片方が対象から外れた場合、処理は行われないという裁定があるため展開力があるデッキならば無理矢理のゴリ押しが可能ですね。『リンクリボー』の墓地効果あたりがわかりやすいと思います。

 

汎用リンクの中では非常に使いやすいモンスターの1枚

この性能がリンク2で出てくると考えると中々新時代感が凄いですね。採用理由としてはアクセスコードトーカーのような『出せるととりあえず便利だから入れる』というのに近い。アクセスはリンク3以上をセットで入れなければいけませんが、リトルナイトは霊使い等の最低限のリンク採用でいいというのも偉い。攻めと守り両方に使えるので2枚デッキに入れるテーマも環境には存在するくらい。優秀なリンクモンスターだと思います。