
アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル5モンスター×3
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):X召喚したこのカードは効果では破壊されない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールドのモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
このカードが闇属性XモンスターをX素材としている場合、さらにこのカード以外のフィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカードでしか攻撃宣言できない。
今回はコラム兼雑談回という事で個人的に面白いなと思ったコンボやカード紹介ですね。紹介するのはカードの方で『アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』の採用率の増加。フィールドのモンスターの攻撃力を自身に集約させる事でとてつもないパワーを叩き出すエクシーズモンスターですね。チラホラ採用している構築を見る事はあったのですが早速理由を見てみると・・・
【月光(ムーンライト)】の人口が増加傾向にある


個人的にはこれが1番大きいと思いますね。 【デュエリスト・アドバンス】で強化された【月光】は非常に高い展開力を備えていてかつ、月光以外のカード効果を受けず相手フィールドのモンスターを破壊してくる 『月光舞獅子神姫』を融合召喚出来るため対抗策がないデッキはこれだけで詰む場合があるんですね。融合手段に関しても 『月光彩雛』によるコピーからの融合や、EXデッキからモンスターを供給出来る 『月光融合』や『多層融合』、墓地から素材を補充出来る 『月光舞踏会』、『月光狼』等色々な手段があります。WCS2025でも準優勝という結果も残しておりこれから使用率が増えていくものだと思われます。
【K9】ギミックからライガーダンサーに対抗出来るカードとして注目されている


現在は☆5モンスターを大量に供給出来る【K9】ギミックを取り入れているデッキが 『月光舞獅子神姫』への対抗策として採用しているみたいですね。出す事さえ出来ればアークリベリオンがフィールドのモンスターの効果を参照する関係上『月光舞獅子神姫』分の攻撃力を問題なくされますし、相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを破壊する効果は①の破壊耐性によって効かないため、比較的安全に処理する事が出来ます。なんなら攻撃力の上昇量次第ではそのままデュエルを終わらせるポテンシャルを秘めていますね。
アークリベリオンの攻撃力アップは永続であるため一定以上の攻撃力があれば月光側が処理するのが難しくなる。 ただ【月光】側は『月光舞香姫』の墓地効果の守備力分ダウンと 『月光舞剣虎姫』の墓地効果の攻撃力3000アップがあるので油断は禁物ですね。
他の対策札と比較した場合



他のサイドカードによる対策だと、エクストラデッキから特定のカードの除外を行う『浮幽さくら』や特殊召喚関連のカードを無効にする『霊王の波動』や【神の○○】シリーズ、連続サーチを封じる『ドロール&ロックバード』、カード名を宣言して墓地以外からの特殊召喚を封じる 『嗤う黒山羊』あたりがありますね。 『月光彩雛』等カードを墓地に送る事で発動する効果が多いため『ディメンション・アトラクター』系統の墓地メタも見かけます。真っ向勝負を挑むアークリベリオンと違いそもそもライガーダンサーの召喚自体を阻害するカードが多いですね。特に 『嗤う黒山羊』は展開の阻害の他に墓地効果でライオダンサーの破壊効果を止められるため優秀。展開阻害系は決まれば最強な反面【月光】の手数と展開力で貫通されてしまうとキツくなり、アークリベリオンはライガーを戦闘で破壊出来る+攻撃力次第でそのままデュエルに勝てるメリットがありますがそもそもエクシーズ素材を用意する前にライガーで破壊されたりバグースカや『皆既日食の書』等で攻撃そのものを止められる恐れがあります。ここは一長一短ですね。
ランク5の中では珍しい超打点を引き出せるエクシーズモンスター
元々レイダースナイトから出てくるフィニッシャーとしての役割が強いモンスターと記憶していますが、その超打点と謎にある破壊耐性がまさかこんなところで役にたつ場面が来たというのが少し面白いですね。完全耐性+相手ターンに全体破壊を扱えるライガーダンサーが強すぎるとも言える。