ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

後攻捲りの質を上げるフィールド魔法『仇すれば通図』について【カード紹介】

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《仇すれば通図》 
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):お互いのプレイヤーは、自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドのカードの数まで自分のデッキの上からカードをめくり、
その中から1枚を選んで手札に加える。
その後、残りのカード及び自分の手札1枚を好きな順番でデッキの下に戻す。
(2):このカードの(1)の効果で1度に9枚以上めくったプレイヤーは、
そのターンのエンドフェイズに発動できる。
相手のフィールド・墓地のカードを全てデッキに戻す。

今回はカード紹介回という事で劣勢を逆転出来るかもしれないフィールド魔法『仇すれば通図』の紹介になります。2024年の【レガシー・オブ・デストラクション 】に登場したカードで相手フィールドのカードの数までデッキの上からカードを捲り1枚を手札に加える効果を持ちます。まあわかりやすく後手用のカードといった感じ。ただ後攻用ではあるものの現在制限カードである『金満で謙虚な壺』に届き得るくらいのスペックがある点は優秀ですね。

 

手札の枚数自体は減っている

このカードで-1、加えるカードで+1、デッキに戻すので-1と実質手札を1枚消費してしまう点は注意ですね。その分『金満で謙虚な壺』と違ってエクストラを除外しなくてもいい点やダメージが下がらない点等がメリットとして挙げられます。①の効果は相手にも使われてしまう場合があるので決め切れるデッキか他のフィールド魔法で処理出来るデッキが望ましくはありますね。

 

 

最近の後攻ワンキルデッキはパーツの必要枚数が少ない


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最近出た【天盃龍】や昔の【ヌメロン】、メジャーなデッキだと【ホープ】や【サイバードラゴン】なんかは後攻ワンキル、所謂後攻で相手のライフを8000取り切るのに必要な手札が1、2枚というのもあってそれ以外の枠を汎用の捲り札にする事が多いのですが、ここの手札の質を上げられるというのは偉いポイントですね。『仇すれば通図』を使えば手札は5枚になってしまうものの最近の遊戯王の先行制圧はやばい関係上まあ5枚以上は捲れるでしょう。9枚以上捲れれば②の効果で圧力がかかるので無効にしてくる確率はなくはない。まあ9枚以上展開されている状態で万能無効を構えない確率の方が低いので②はオマケみたいなものですが。

 

戦闘ダメージを半分にしない

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個人的に偉いと思った所ですね。質を上げる目的で『金満で謙虚な壺』を使ってしまった場合には戦闘ダメージも半分になるのでワンキルラインに届かない場合があるんですよね。多分届くデッキの方が少ないんじゃないかと。『仇すれば通図』の場合はシンプルに8000取り切ればいいのでわかりやすい。

 

他の手札交換カードと比べて


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一応相手ターンに手札交換出来る手段として『幻創龍ファンタズメイ』や『R-ACEインパルス』→『R-ACEファイア・アタッカー』、自分のターンだと【壺】シリーズや『三戦の才』、『三戦の号』、この辺りはスペックは十分高いものの発動出来る状況が限られていて難しいんですよね。三戦シリーズだとモンスター効果を釣る必要があるんですがメインギミックを止められると元も子もないし、特にファンタズメイやインパルスはデッキと環境をかなり選ぶ。『仇すれば通図』はその点だけで言えば後攻で発動すればいいだけなのでわかりやすいですね。シンプルイズベスト。別に他のカードが弱いわけではないです。

 

 

後攻デッキを使う際には是非選択肢として欲しい1枚

ぶっちゃけ今の後攻デッキは手札の量よりも質の部分があるのでその質を上げられるという意味ではこのカードは高いスペックを持っていると思いますね。使いこなせるデッキが来たら化けるかも?