ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

強固な耐性と超スペックの着地狩り!!【幻奏】の強みとは

f:id:nonbiri-asahisan:20240226080442j:image

今回はテーマ紹介回という事で2024年にてまさかの超絶強化を受けた【幻奏】の紹介になります。強化以前までは『オスティナート』というテーマ専用のデッキ融合を持っている代わりに『幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト』や『独奏の第1楽章』によるテーマ自体の縛りがかなり重く、そこまでパワーが高くないデッキでした。今回の【レガシー・オブ・デストラクション】でデッキとしての方向性が定まりかつパワーがかなり高くなった【制圧よりのデッキ】になります。

 

 

【レガシー・オブ・デストラクション】での強化


f:id:nonbiri-asahisan:20240226081206j:image

f:id:nonbiri-asahisan:20240226081204j:image

個人的に特に偉いなと思ったのが新たなPモンスターである『幻奏の歌姫ルフラン』と対のクープレ、そして新たな着地点となる『幻奏の華歌神フラワリング・エトワール』ですね。正直今回の幻奏の新規はテーマの動きを一気に変えてしまう程大きなものだったのでPゾーン込みで融合出来る『幻奏協奏曲』や中継役となる『幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ』全てが強い。入らないカードはないと思います。

 

 

基本展開

f:id:nonbiri-asahisan:20240226085058j:image

初動:オスティナート1枚

オスティナートを発動し、デッキから『幻奏の歌姫ルフラン』と『幻奏の歌姫クープレ』を墓地に送り『幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ』を融合召喚効果でデッキから『幻奏の音姫ローリイット・フランソワ』を特殊召喚

f:id:nonbiri-asahisan:20240226085124j:image

フランソワの効果で墓地のクープレを回収し、手札のクープレの効果で墓地のルフランを実質的に蘇生、ルフランの効果でデッキから『幻奏の歌姫ソプラノ』を手札に。クープレをPスケールに置いた後にクープレの効果を発動して『幻奏協奏曲』を手札に加えて発動→フランソワ+ルフラン+Pゾーンのクープレで融合して『幻奏の華歌神フラワリング・エトワール』を融合召喚


f:id:nonbiri-asahisan:20240226081204j:image

f:id:nonbiri-asahisan:20240226105507j:image

ルフランとクープレが自身の効果でPスケールに設置され、ルフランのP効果で『幻奏の音女ソナタ』を墓地に送る。そしてP召喚→ソプラノを手札から特殊召喚して効果でソナタを回収。ソナタを自身の効果で特殊召喚してソナタと融合体のバッハの2体で『幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト』をL召喚→効果で『幻奏の音女アリア』と『幻奏の音女エレジー』をリンク先に特殊召喚。バッハの効果をチェーンに組み込んで墓地のフランソワを蘇生、ソプラノの融合効果でソプラノのリンク体のハーモニストで『幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト』を融合召喚フランソワの効果でソプラノを回収。

 

最終盤面:『幻奏の華歌神フラワリング・エトワール』、『幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト』、『幻奏の音女アリア』、『幻奏の音女エレジー』、『幻奏の音姫ローリイット・フランソワ』、手札にソプラノ

 

基本はエトワールで最大5枚のバウンス+シューベルトのフリーチェーンの墓地3枚除外の2妨害ですが、アリアで自分フィールドの「幻奏」モンスターは効果の対象にならず、戦闘では破壊されなくなり、エレジーの効果で「幻奏」モンスターは効果で破壊されない強固な布陣が出来上がります。

ここまで耐性が強固でかつ圧がある布陣は珍しいですね。一応手札のソプラノを出す事でシューベルトをもう1体追加する事も出来ます。帰還したシューベルトはもう一度効果が使えるので墓地除外も凄い。このオスティナート展開は5回目以内に『幻奏の華歌神フラワリング・エトワール』を出す事が出来るので、『原始生命態ニビル』が来たとしてもそこにチェーンしてエトワールで全員を一時的に除外する事でケアする事が出来ますね。

1枚初動がルフラン、オスティナート、独奏の第1楽章の3種類、1枚初動じゃなくてもとりあえずエトワールを目指すというのが展開としては丸いと思いますね。そして返しでブルームプリマの2回攻撃やブルーム・ディーヴァでダメージを取って勝ちというのが鉄板。

 

 

強み①:天使族が主体のテーマであり誘発受けがそれなりにいい


f:id:nonbiri-asahisan:20240226090929j:image

f:id:nonbiri-asahisan:20240226090932j:image

まず『オスティナート』を通してしまうと一気に展開されてしまう都合上、『灰流うらら』は基本的に『オスティナート』や初動に撃つしかなくその後の展開が通りやすいです。そして『オスティナート』には何故かターン1がないバッハは基本的にチェーンを組まれる事が多いため割り込みづらく、ルフランとクープレは撃たれたとしても対応がしやすい。そしてバッハがいる状態だと②で幻奏融合モンスターの【効果の発動】が無効化されない効果が付与されるので止められづらい。天使族を主軸にしたテーマなので『朱光の宣告者』を入れられるのもポイントが高いですね。

 

 

強み②:一部の除去札に耐性がある


f:id:nonbiri-asahisan:20240226091838j:image

f:id:nonbiri-asahisan:20240226091841j:image

そもそも展開出来た盤面でアリアエレジーが入れば効果対象にならず戦闘・効果で破壊されない耐性をばら撒けるので一部の除去札を腐らせる事が出来るという点も強いですね。『拮抗勝負』なんかは発動のタイミングでエトワールでモンスターを全て逃せばダメージを最小限に抑える事が出来、ここから戦闘ダメージが入ることは基本ないためターンが回って来た際のリソースを残せる。

 

強み③:拡張性が高くなった


f:id:nonbiri-asahisan:20240226095017j:image

f:id:nonbiri-asahisan:20240226095020j:image

展開を『幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト』や『独奏の第1楽章』に頼らなくても良くなったため、テーマ縛りが付きづらくなり他のテーマと合わせやすくなったという点も偉いですね。純構築も勿論強いのは間違いないんですけど型が多いほど対策が困難になるのはよくある事なので。今のところだと【シャドール】や【覇王】、【ヴァリアンツ】あたりがいてこれからもっと増えるかも?同じ時期でも『真紅眼融合』は激重縛りなのに『オスティナート』に一切の縛りを設けなかったのマジで何を考えていたんだ・・・(私怨)。

 

 

弱み

エトワールで逃げられない展開を作られる事と、それでもニビルが重い時がある


f:id:nonbiri-asahisan:20240226100019j:image

f:id:nonbiri-asahisan:20240226100016j:image

先ほど基本展開でニビルをケア出来る事を推しはしたんですがそれ以外の下振れ展開で『幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト』を経由してしまった場合等にはニビルはかなり重くなります。なのでなるべく早く『幻奏の華歌神フラワリング・エトワール』を着地させる必要が出てくるわけですね。純構築ならちゃんとルートは覚えて起きましょう。他の汎用手札誘発だと『幽鬼うさぎ』とかですかね。シンプルにペンデュラムのメタにもなるし、ハーモニストがリンク先を参照出来なくなったりする。あとは『ディメンション・アトラクター』でリソースを除外するのが手っ取り早い。『無限泡影』は『独奏の第1楽章』での特殊召喚やアリアでケアされてしまう事があるので難しい。撃つならハーモニストかバッハになるかも。

後手捲りだと『超融合』→『共鳴の翼ガルーラ』でエトワールとアリアを飛ばしてしまえば耐性持ちは残るものの比較的楽に盤面を返す事が出来ますね。後は【壊獣】系や『禁じられた一雫での無効・処理が丸くはある。メタのメタで『異次元グランド』の採用構築はあった。サイドならシンプルに『魔封じの芳香』か『次元障壁』、こちらのターンで除外されないための『アーティファクト・ロンギヌス』か。対策の開拓が待たれますね。

 

 

エトワールまで行けば盤石の布陣を築ける融合デッキ 

ぶっちゃけ盤面が硬すぎてテーマ内のカードだけだと突破するのが非常に困難というかなりスペックの高いデッキだと思いますね。粛声をも超える耐性をばら撒くのは普通にヤバい。今の時期は【炎王スネークアイ】がトップメタとして対策されまくってる関係上かなり動きやすいデッキなのは間違いないです。スネークアイはリンク主体のデッキである以上『次元障壁』が刺さらなかったりするので。