ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

定期的に再評価される手札誘発、『幽鬼うさぎ』について【カード紹介】

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幽鬼うさぎ
チューナー・効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、
またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。

今回はカード紹介回という事で手札誘発娘?の1人である『幽鬼うさぎ』の紹介になります。2015年の【クロスオーバー・ソウルズ】に初収録されて定期的に再録されるカードの1枚ですね。同期としては『エッジインプ・チェーン』や【セフィラ】、『星守の騎士 プトレマイオス』なんかがいますね。知る人ぞ知るプトレノヴァインフィニティの時代。このカードは手札誘発の中でもかなり珍しい効果をしていて使い方が意外と難しいカードという認識が自分の中であるので、今回は考えの整理がてら使い方をまとめていこうかなと。

 

このカードの仕様

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まずこのカードはカード効果を直接無効にするカードではありません破壊するだけですね。なのでフィールドのモンスター効果にチェーンして発動した場合に効果そのものを止められない事があります。そして『幽鬼うさぎ』の効果は【カードの発動】ではなく【効果の発動】にチェーンする事が出来る効果であるという点は注意ですね。↑の『影依の偽典』の場合は【カードの発動】そのものには『幽鬼うさぎ』を撃つ事が出来ず、①の【効果が発動】をしたタイミングでのみ撃つ事が出来ます。発動時の効果処理を止められない。

後は手札・フィールドから【墓地】へ送られないと効果が使えないため、『ディメンション・アトラクター』下や『次元の裂け目』下では使えなくなる点も注意。

 

 

①:アドバンテージを取るフィールド魔法や永続魔法、罠を破壊する


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今1番ホットな使い方。発動時の効果処理の効果は止められないものの、今の遊戯王はフィールドに置いてあるだけでアドバンテージを稼げる魔法・罠カードが多くなっており、これを破壊する事で相手のリソースを削ぐ事が出来ます。特に永続魔法やフィールド魔法、ついでに装備魔法は【効果の発動】にチェーンして破壊されてしまうと効果が使えなくなるというデメリットをつく事が出来る。ここはシンプルな強みですね。

 

②:ペンデュラムゾーンの動きを阻害する


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まあ発売当初から使われるわかりやすい使われ方ですね。ペンデュラムゾーンで発動する効果は基本的に【効果の発動】であるため『幽鬼うさぎ』の効果範囲に引っかかります。サーチする効果や特殊召喚に撃てると美味しいですね。【エンディミオン】とかがわかりやすい。破壊された時に効果がある奴には注意ですね。あとガンマの裏目がある。

 

③:一部のモンスターに先んじて撃つ


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特に『ヴァレルロード・S・ドラゴン』系統は装備カードを装備されてカウンターを乗せられてしまうと要塞化してしまうため、①の効果に対して『幽鬼うさぎ』を撃つ事で先んじて破壊する事でケアする見たいな動きを取る事が出来ます。デカトロンの場合は墓地肥やし自体は通ってしまうもののカード効果をケアされるよりはマシ。後はセレーネの魔力カウンターを乗せる効果や蘇生効果とか。大会で使われた動きだと『LL-リサイト・スターリング』の①の攻撃力アップ効果にチェーンして破壊する事でサーチを封じるといったプレイングも可能でした。あのモンスターには相手のモンスターの攻撃力を上げて反射目的で特攻する役割があったので使うかどうかの読み合いに持ち込むことが可能でしたね。

 

④:装備カード扱いのモンスター効果の起動を阻害する


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これもわかりやすいですね。装備状態から特殊召喚する効果に対して撃てば特殊召喚そのものを咎める事が可能です。装備魔法に対しても似たような事が言えて『焔聖剣-デュランダル』や『騎竜ドラゴバック』のような【装備してから効果を発動する】みたいなカードに『幽鬼うさぎ』を撃つ事で効果そのものを無効にする事も。

 

⑤:処理時にエクシーズ素材を増減させる効果を無効にする


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近年増えてきた使い道の1つですね。コストではなく効果処理時にエクシーズ素材を取り除くモンスター達に対して『幽鬼うさぎ』を使うことでその効果を使わせずに処理する事が出来ます。『No.101 S・H・Ark Knight』や【エピュアリィ】シリーズの②の効果のようなエクシーズ素材を効果で増減させるもの相手にも有用ですね。

 

⑥:処理時にステータスを増減させるモンスターを破壊する

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『召命の神弓-アポロウーサ』系統のカードは攻撃力をダウン出来ないとモンスター効果を無効に出来ないため、モンスター効果→アポロウーサで無効→幽鬼うさぎとチェーンして破壊する事でアポロウーサはステータスを下げる事が出来ず無効効果が不発になります。知識としては持っておいた方がいいレベル。

 

 

⑦:効果がリンク先に依存するモンスターを破壊する


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わかりやすいのは【リンク先に特殊召喚する】系統のモンスターで蘇生効果に合わせて幽鬼うさぎをチェーンする事でリンク先を参照出来なくなり効果を不発させる事が出来ます。今だと【霊使い】のリンク体がメジャーですね。彼女らは破壊されるとサーチされてしまうので一長一短。【リンク先に特殊召喚された場合】の効果は防げないので注意。

 

 

⑧:シンプルにモンスターを破壊する手段として使う


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あまりオススメは出来ませんが選択肢として。効果自体は通してしまうもののシンプルに着地狩りとして使う事で、【○○が存在する場合に特殊召喚出来る】系統のモンスターを牽制する事が出来たり、後続を断つ事が出来たりします。ただモンスター効果そのものは通されてしまうのでリカバリーが効いてしまうパターンが殆どですね。Gとかで手札に来てしまった場合とかに使ったりする。

 

⑨:スキドレ下等の状況で自分のモンスターを破壊する


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たまーーーに使うヤツ。『スキル・ドレイン』のような自分フィールドのモンスターの効果が無効化されてしまう状況で自分のモンスター効果に対して幽鬼うさぎをチェーンする事でフィールドに存在しなくなるため効果を通す事が出来ます。『能力吸収石』のような発動そのものを封じてくるヤツは無理ですね。結構ピンポイント。

 

⑩:サイキック族サポートを利用して手札・フィールドに用意する


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他の誘発娘と違ってサイキック族である点+フィールドでも発動出来るので緊急テレポートあたりのサイキック族サポートを存分に受けられるという点も偉いですね。手札が上振れている時は気軽に妨害を+1出来る。

 

 

 

環境によって評価がかなり分かれるカード

止めれる範囲がいかんせん限定的ではあるので、無効範囲が広い『灰流うらら』やターンを縛る誘発である『増殖するG』等に対して汎用性は一歩劣るものの使い方次第では環境に牙を剥くスペックはあるので選択肢として覚えておいた方がいいカードの1枚だと思いますね。定期的に話題になるカードではあるので。