今回は雑談回という事で今流行りであるホルスの子供達による出張ギミックについての記事となります。結論からまず言ってしまうと『デッキを選ぶがかなり強い』というのが自分の中での感想ですね。まずホルスの出張ってどういう事をしてどういう強みがあるのかという話から見ていくと・・・
強み①:汎用のランク8から展開を伸ばしたり、他の誘発をケアする
今のところ『ホルスの栄光-イムセティ』から王の棺→もう一体のホルスを落とす事で『No.90 銀河眼の光子卿』でニビルのような誘発をケアする手段として使ったり、『真血公ヴァンパイア』を出して墓地肥やしの枚数を増やしてアドバンテージを取りに行く手段として使われる事が多いです。
前者は【幻影騎士団】等の展開系デッキに、後者は【オルフェゴール】や【ティアラメンツ】に使われていたりしますね。
他のテーマでも使えるし最強のギミックのように見えるんですが、イムセティではなく『王の棺』からのスタートだとかなり弱いという欠点を抱えており、所謂【墓地で発動が多くリソースを回収出来る】デッキでないと安定させるのが難しかったりします。
要はよほど噛み合ったデッキじゃないとイムセティありきのギミックになるという事ですね。大会で使うとなったら考慮する必要がある。まあそれでも強いあたりホルスというテーマ自体が強い。
強み②:捲り札としての性能が高い
相手が『王の棺』を処理出来なかった場合に盤面を一気に捲る事が出来るというのも強いですね。イムセティだけでも3000打点、他も2500や2400と打点そのものが高く戦闘で突破してからメイン2という展開が本当に強いです。王の棺の効果で3000より高くても墓地送りに出来ますし。
ランク8にはドラッグラビオン→ヌメロンドラゴンがいるので甘いモンスター1体残すとゲームを終わらせる火力を出す事も。
強み③:シンプルにレベル8要員としても使える
レベル2やレベル4のチューナーを採用出来るデッキだとイムセティだけでも展開の幅を広げる事が出来るというのが偉いですね。今は少ないですが『王墓の石壁』が来たらこっちのパターンも増えるかも。
とここまでメリットばかり書いてきたんですが勿論デメリットもあって
弱み①:増殖するGが更に重くなる
仕方のない事ではありますが無視出来ないデメリットですね。フォトンロードを出す前に使われるので唯一無効に出来ない誘発になります。こうなった時にホルスモンスターだけで止まったりするとその時点で超絶不利になります。
『そもそもホルス出さなきゃいいじゃん』って思考になると思うんですがホルスを積んでいるテーマの殆どが展開系デッキであるため無視が出来ないと言った感じ。
『黒魔女ディアベルスター』ならチェーンを介さない特殊召喚と『裏切りの罪宝-シルウィア』やルシエラで最低限の妨害を構えられるんですけど。
弱み②:ミラーにしっかりとした回答がある
これはどちらかというと流行った時に弱点になると言った感じ。『No.68 魔天牢サンダルフォン』をどちらが先に出すかといった勝負になる。ホルスを上手く扱えるデッキは墓地を上手く使えるデッキでもあるので、展開を阻害する事が出来ます。完全にロックは出来ないので開拓次第ではありますが。
今はイムセティのお陰でデメリットよりもメリットが多い出張ギミック
今はデメリットよりもメリットが多い便利ギミックなんですけどメインギミックの大半を支えているのが『ホルスの栄光-イムセティ』なのでここから更に流行るのなら彼が規制されそうですね。ただ今はディアベルスターの方がヤバいと思っているのでそっちが先にかかるかも。個人的にはホルスとディアベルスター両方を採用出来る【オルフェゴール】が気になっている。規制されても強そう。