今回はテーマ紹介回という事で最近のycsj横浜でも結果を出したテーマ、【粛声】の紹介になります。【ファントム・ナイトメア】で強化されたローガディアンのテーマで『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』の布陣を敷く事でアドバンテージを取りつつ制圧する【中速よりのデッキ】ですね。ローガディアンの打点が4100になる上に万能無効まで付いてくるのはインパクトが凄い
強み①:メインギミックの安定感の高さと対象耐性による硬さ
『粛声の祈り手ロー』自体が初動になる上にそこに繋がる『宣告者の神巫』や『粛声なる結界』、パーツを揃えるための『儀式の下準備』や『天底の使徒』→『教導の大神祇官』などパーツを持ってくる手段がとても多いです。儀式に必要なものを一気に持って来れる。基本はパーツを揃えて『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』に加えて『粛声なる威光』か『粛声の竜賢聖サウラヴィス』、もしくはその両方の盤面を目指すためここに繋がる手段を多く持っているのは偉い。ローガディアンまで繋がってしまえば結界の効果での対象耐性と守護者自体の万能無効効果でその後の展開を必ず通せるのも強い。儀式召喚前でもローの効果に対する無効は儀式サウラヴィスでケア出来る事もある。
強み②:エクストラの自由枠が多い
基本的に『天底の使徒』からのドラグマギミックや『宣告者の神巫』で落とすカードをメインにするためエクストラの枠が空きやすいです。アーゼウスギミックを入れるもよし、超融合枠を入れるもよしと拡張性があります。儀式軸なので『大儺主水』とかも選択肢に入りますね。基本エクストラを使わないので『天底の使徒』の強さをフルに活用出来ます。
強み③:『厄災の星ティ・フォン』等の汎用エクシーズの影響を受けづらい
これは個人的に感じた儀式召喚を軸とした中速デッキならではと言った感じですね。『粛声なる結界』による対象耐性は儀式モンスターを除去するか魔法罠を剥がすかしかないんですがただ羽箒するだけではローガディアンに無効化されるので非常に面倒くさい、となった時に便利なのが対象を取らずに除去が可能なティフォンなんですがこのデッキとの対面では出せる事自体が少ないです。儀式サウラヴィスや威光が残っていた場合はアーゼウスを目指す前にエクシーズモンスターの特殊召喚そのものを止められるのも強い。
弱み
儀式召喚自体を封じられる事と祈り手ローを狙い撃ちされると脆い
これはデッキギミックの関係上仕方ないと言った感じ。基本はローを素材に『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚→墓地の祈り手ローを蘇生という流れになるんですがこの流れを潰されると脆いです。墓地に干渉できる『墓穴の指名者』や『D.Dクロウ』、【深淵の獣】あたりは非常に面倒くさいですね。『屋敷わらし』や『スカルマイスター』等の直接チェーン系はチェーンの順番次第でケアできる。墓地除外系誘発は墓地で儀式召喚効果を持つ『粛声の竜賢姫サフィラ』にも刺さるので腐る事は少ないと思います。シンプルに『次元障壁』もクソ。ただ効果を発動したディバイナーを儀式素材にする事で直接ローを特殊召喚してくる事もあるためルート次第といった感じ。
展開されたあとだと基本光属性で統一されているので『超融合』→『沼地のドロゴン』が面倒くさい。ただフィールドにロー+ガーディアンだけなら墓地に儀式魔法が落ちている場合は墓地効果+ローの効果で戻ってくるのでマシより。後はサウラヴィスがいないのなら守護者の無効効果のあとに『三戦の才』で儀式を奪いにいったり『ハーピィの羽根箒』や『コズミック・サイクロン』でバックを割りにいったりするとやりやすくはなる
攻防一体の構えが出来る中速デッキ
周りに対象耐性を持たせつつ妨害を構えるというのは【御巫】に近いですが、こちらは反射ダメージがないのでモンスターを除去して攻撃を通さないといけないものの、『儀式の下準備』や『宣告者の神巫』を初動に出来る安定性とローガディアン自体の打点が高く万能無効を構える事が出来るのが差別化点になると思います。御巫では万能無効を構えられないので。
