ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

墓地から湧き出て盤面を支配する!【インフェルノイド】の強み・弱点とは

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今回はテーマ紹介回という事でターミナルワールドの強化で熱い【インフェルノイド】の紹介になります。このテーマも2023年の炎属性強化の波に乗ったデッキの1つですね。意地でも墓地肥やしを通して相手を怒涛の攻めで落とす【制圧よりのデッキ】になります。

 

 

 

ターミナルワールドでの強化


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個人的に偉いと思ったのは新たな着地点となった『インフェルノイド・フラッド』と展開の中継となる『インフェルノイド・イヴィル』ですね。元々インフェルノイドはデカトロン以外【自分フィールドの効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時】に特殊召喚が出来る効果を共通して持っており、それ故にレベルを持たないリンク召喚との相性が良いテーマでした。虚無から『インフェルノイド・ティエラ』で一気に墓地を肥やしたあとにティアラを『グラビティ・コントローラー』にするのは鉄板でしたね。今回で咎姫から繋げられるフラッドという着地点を得たことで先行がより強くなったと言った感じ。展開力を得た事で後攻の捲り力も上がっている。

イヴィルも偉いですね。簡易融合や煉獄の虚無、プロキシーFマジシャン、ダークフュージョンから手軽に出る融合モンスターでありながら墓地肥やしの枚数が半端ない。一気に8枚とか送れますからね。そしてサーチ効果もある。名推理モンスターゲート以外に止めなきゃいけない奴が増えたのは普通に厄介。

 

 

強み①:スネークアイ、ディアベルスターギミックと相性が良い


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スネークアイは炎属性☆1をサポートするテーマのため、【インフェルノイド】の展開の要である『インフェルノイド・デカトロン』をサーチ展開しつつ使い回せる、これが鬼強いです。

篝火』から蛇眼の炎燐→原罪宝→スネークアイ・エクセルへと繋げる事で間接的なデカトロンのサーチ手段として使えここから一気に展開を伸ばす事が出来ます。ディアベルスター+原罪宝から直接出したりオークや蛇眼の炎龍の蘇生にも対応しているのも偉いですね。デカトロンの墓地肥やし+コピーにはターン1がないため使い回せば回すほど展開を伸ばせる。先行展開を伸ばすという意味では必要なパーツになるでしょう。

 

強み②:イヴィルまで通ってしまえば妨害やリソースを残せる

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イヴィルの墓地効果から【煉獄】魔法罠をサーチ出来るようになったため、『煉獄の昇華』から狂宴のセットを持って来やすくなったというのが個人的に偉いなと思いましたね。饗宴からデカトロンを2体持ってきてコピーでネヘモスやリリスを指定すれば妨害として機能する。60枚構築をする上で虚無や簡易融合からサーチ出来るようになったのはデカい。展開さえ出来ればシャドウディストピアでリリースの押し付けをしたりするのも強いですね。他にも『煉獄の結界』や『熾動する煉獄』をサーチすればリソースを回復しやすいというメリットも。

 

 

強み②:墓地肥やしが決まった後の捲り能力の高さ


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一度イヴィルや『名推理』、『モンスターゲート』、『隣の芝刈り』で展開が通った場合には墓地のモンスターが潤沢に揃うためモンスターを全破壊する『インフェルノイド・ネヘモス』や魔法罠を全破壊する『インフェルノイド・リリス』から盤面を一気に返す事が出来るというのも強いですね。ネヘモス、リリス共に全破壊効果にターン1がなく、リンクモンスターに変換して再度蘇生する事で破壊をリソースがある限り使用する事が出来ます。他にもパワーアップした『煉獄の虚無』からティエラ融合→ヌトスを落としたり、シャイターンによるチェーン不可の伏せ除去、ベルゼブルのバウンス、ルキフグスの破壊等メインモンスターに優秀なパーツが揃っていてこれをデカトロンでコピーする事で盤面を返したりする事も可能。除去してしまえば虚無の適用時に☆1になるインフェルノイドを沢山並べて殴るだけ、うん簡単。

この捲り能力の高さからデカトロンを抜いて名推理、モンスターゲートの墓地肥やし能力を高めた後攻特化構築も存在する。

 

 

 

 

弱み

墓地除外メタと除外ギミックが苦しい

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メジャーな対策ではインフェルノイドは墓地からモンスターを除外して特殊召喚するという都合上、『アーティファクト・ロンギヌス』のような除外そのものを封じるカードを使われると苦しいです。スネークアイを搭載した型ならばリンク展開を伸ばす事によって多少ケアは出来るものの盤面は脆くなる。永続罠である『王宮の鉄壁』とかでもいいんですが後攻ノイドならばライストとかを積んでたりするので型次第といった感じ。

後は『ディメンションアトラクター』や『次元の裂け目系』による【墓地に送られるカードを除外する】カードもやばいですね。デカトロンのコピー効果も墓地に送られた場合にのみ成立する効果なので。墓穴を引けていない場合や『熾動する煉獄』、『ファイヤー・バック』なんかが墓地にない場合はそのまま終わることも。モンスターであるアライズハートとかダークロウならば『三戦の才』によるコントロール奪取とかで誤魔化せはしますが・・・

汎用カードならばイヴィルの墓地肥やし効果に対してうららや泡影を受けやすくなったと言った感じでしょうか。エクセルに召喚権を裂いた場合の原罪宝を止めるとかは選択肢にはなりそう。手札に名推理やモンスターゲートがあった場合には貫通されるのでそこは注意ですね。ただデカトロンやスネークアイ両方を採用していた場合、名推理とモンスターゲートで墓地に送られる枚数は必然的に少なくなるのでそこは考えに入れておいた方がいいのかも。あとは炎属性を沢山並べて展開するので超融合や増Gはかかりやすい。一応モンスター効果が主体の妨害ではあるので『冥王結界波』とかでも返すこと自体は出来る。

 

 

墓地肥やしを通してしまえば先行も後攻も隙が少なくなったテーマ

イヴィルの登場や『三戦の号』によりモンスター効果で妨害されたとしても芝刈りや名推理に繋ぎやすく墓地肥やしを絶対に通さないという動きが難しくなっているので個人的にかなり強いテーマだと思いますね。スネークアイ搭載型の60or40枚構築、デカトロン搭載60枚構築、デカトロン無し60枚構築等構築にもそれぞれの良さがあるのでまだまだ開拓されていくテーマと考えれば強い。