オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
このターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。
今回はカード紹介回と言う事で【オッドアイズ】の中でも希少なドラゴン族シンクロの1体である『オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン』の紹介になります。2015年の【ストラクチャーデッキ - マスター・オブ・ペンデュラム -】で登場したカードで『賤竜の魔術師』や『天空の虹彩』、『オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン』と同期のカードですね。ペンデュラムゾーンのモンスターをフィールドに押し出せるシンクロモンスターの1体として界隈の中では有名なカードです。唯一の存在と言いたいところですが『超重神将シャナ-O』が来たことで唯一ではなくなりました。今はペンデュラムゾーンのモンスターを直接融合素材にしたりシンクロ素材に出来たりするのでこのカードの出番自体は減りましたね。新時代。
強み①:汎用のシンクロモンスターである
このカードのシンクロ条件は【チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上】なのでどのデッキでも出す事自体は容易であるという点は偉いですね。『亡龍の戦慄-デストルドー』とか『サイキック・リフレクター』とか。Pゾーンのモンスターを特殊召喚出来るが故のコンボ性が高く、Pデッキならば選択肢の一つとして是非入れておきたい性能をしている。リンクやエクシーズ、シンクロなんでもござれ。最近のペンデュラムテーマはデザイナーズコンボが強すぎて入れる意味は薄いもののP効果、モンスター効果の両方をほぼ全てのペンデュラムモンスターで使用出来ると考えると夢がありますね。
強み②:【オッドアイズ】サポートに対応している
これも偉い点ですね。【オッドアイズ】はペンデュラムデッキをサポート出来るカードが揃っていると言うのもあってコンボ性を考慮した際に組みやすいです。汎用シンクロパーツで出してもいいし、汎用ランク7のアブソリュートをリンク素材にすればこのカード自体は容易に出せるので敷居は低い。シンクロ召喚ではなく特殊召喚で①が反応するのも嬉しいポイント。
強み③:バトルフェイズのモンスター効果の封殺
最近評価が上がってきた理由の1つですね。バトルフェイズにさえ入ってしまえば実質的なモンスター効果の封殺を行える点がかなり便利でバトルフェイズ中に邪魔されづらくなります。この効果って地味に希少で、自分の攻撃時以外でモンスター効果の発動を防ぐカードは殆どいません。
パッと思いつくので『古代の機械混沌巨人』と『燦幻超龍トランセンド・ドラギオン』、『走破するガイア』、『伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー』、『トウテツドラゴン』、『月光彩雛』、『魔獣皇帝ガーゼット』あたりでしょうか。1万種類を超える遊戯王カードの中でも出すのが難しいカードが多く、本当に数えるほどしかいませんね。
その点メテオバーストは汎用☆7シンクロでありながらオッドアイズサポートも受けられると出す事だけなら比較的容易であるという点が差別化ポイントになると思います。
バトルフェイズから動く【天盃龍】や他テーマの展開をケアするような事も可能であり地味ながらこちらも夢がある効果だと思います。逆に天盃龍の動きを封じるのにも使える。
珍しい効果も持ちつつ展開パーツとして振り切ったモンスター
自分は結構こういうコンボパーツでいざという時にちゃんとアタッカーになってくれるカードはかなり好きなのでPテーマが来た時に定期的に使えるか考えるカードの1枚ですね。単純な制圧力だけならば『オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン』に軍配が上がりますが、このカードはこのカードならではの魅力がある。