ヨキのゆったりゲーム日記

遊戯王を中心としたゲームブログ

『エフェクト・ヴェーラー』、『無限泡影』系統のカードの使い分け方について

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今回はコラム回という事で【フィールドのモンスターの効果を無効にする】系統の誘発カードについての記事になります。遊戯王って歴史が長いカードゲームなのでこういう系統のカードは色々あるんですけど結構皆感覚で入れているカード、という印象が自分の中ではあるんですよね。まあ雑に強いので間違ってはないんですが。

今回はサムネの『エフェクト・ヴェーラー』、『無限泡影』、『朔夜しぐれ』+αについて簡単な違いや使い分け方、主に採用する際のメリット、デメリットを紹介していきます。

 

 

『エフェクト・ヴェーラー』

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効果無効系誘発の元祖みたいなカード。今でも根強い人気があるカードです。メリットが少ないように見えて多いので後で深掘りします

メリット

  1. 1ターンに複数回使える
  2. ☆1光魔法使いチューナーとステータスに恵まれている

デメリット

  1. 相手のメインフェイズにしか発動出来ない
  2. マクロコスモスやダークロウ等の【コストで墓地に送れない】状況下で発動出来ない
  3. 『墓穴の指名者』を受けてしまう(2枚あればゴリ押せる)

 

『無限泡影』

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正直メリットが多いのでこの系統の中では1番入れやすいカード。デメリットよりもメリットの方が強いのでオススメのカードです

メリット

  1. メインフェイズ以外での発動が可能
  2. 自分ターンでも使える
  3. 誘発としても伏せて罠としても使える
  4. 墓穴の指名者を受けない
  5. 三戦の才に引っかからない
  6. 上手くいけば魔法罠、特にペンデュラム効果も封殺可能
  7. 発動にターン1がない
  8. モンスター効果無効に引っかからない

デメリット

  1. 送りつけられたカードがあったり、自分が展開してる途中のような状況では手札発動が不可
  2. 魔法罠無効系、特に『神の宣告』や『レッドリブート』に引っかかる
  3. モンスター効果を無効に出来なければ追加効果も使えない
  4. ダメージステップで使えない

 

『朔夜しぐれ』

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強いカードではあるんですがタイミングを選べない時があるという使いにくさが目立つカード。バーン効果を内蔵している分コンボ性自体は高い

メリット

  1. 自分ターンでも相手が動けば発動可能
  2. バーンダメージが入る
  3. ダメージステップでも発動可能
  4. 風属性☆3チューナーである
  5. 捨てて発動のため【マクロコスモス】下でも発動可能
  6. 何故か攻撃力0でなければ通常モンスター相手にも発動出来る

デメリット

  1. 通常召喚した相手には撃てず、発動タイミングが制限されている
  2. 1ターンに1度しか発動出来ない
  3. 墓穴の指名者を受けてしまう

 

『PSYフレームギア・γ』

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今だとモンスター効果以外のサーチを主体とするテーマに入っている誘発。壺にとりあえずうらら撃ったらガンマに轢かれるのはあるある。OCGでは【制限カード】なのでデメリットが想像以上にやばいのが特徴。

メリット

  1. 無効にして【破壊】するためアドバンテージが取りやすい
  2. うららを受けても手札に残るうえにターン1がない
  3. 墓穴の指名者を受けない
  4. 相手ターンなら1消費、自分ターンで撃てたら爆アド。シンクロやリンク展開が狙える
  5. 手札以外のモンスター効果も無効に出来る

デメリット

  1. ドライバーの素引きで事故る可能性がある
  2. 2枚目以降が腐りがち
  3. 発動出来る状況が限定的でケアされる恐れがある

 

『朱光の宣告者』系統

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正直一括りにまとめるのはどうかとは思ったんですが採用を検討する際の性質が似てるので一応一括りにしておきます

メリット

  1. サーチが効きやすい
  2. モンスター効果以外も無効に出来る事があり範囲が広い

デメリット

  1. 無効化出来る範囲がテーマによって違う
  2. 宣告者を除いて特定モンスターが存在する場合に発動出来るカードが多く、相手の先行展開を止めるのには使いづらい
  3. 使うデッキを選ぶ

 

 

とここまで長々と書いてきましたがぶっちゃけて言ってしまうと『無限泡影』が1番汎用性が高くてデッキに入れやすいカードである事は間違いないです。じゃあ『他のカードに使い道はないのか』と言われると全然そんなことはないと思います

 

【モンスター】としての価値を活かす

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これは『エフェクト・ヴェーラー』が1番わかりやすいですね。ヴェーラーは【☆1/光属性/魔法使い族/チューナー/攻守0】というステータスをしていますが貧弱なように見えて超がつくほどに恵まれています。

光属性であるが故に『エルシャドール・ネフェリム』系統の融合素材としても使えますし、チューナーであるが故にシンクロ素材にも使え、【ピュアリイ】等の☆1を主軸とするテーマならばランク1エクシーズからダウナードアーゼウスを出せ、魔法使い族でもあるため各種霊使いリンクからセレーネでヴェーラー蘇生→『アクセスコード・トーカー』への経由としても便利です。

『スモール・ワールド』の経由役としても優秀で、例えば【@イグニスター】ならば手札で余った『灰流うらら』を攻撃力0だけを参考にしてデッキからヴェーラを選択→光だけを参考に『ピカリ@イグニスター』や『斬機サーキュラー』をサーチすることで初動へと繋ぐことが出来ます。

 

『朔夜しぐれ』はヴェーラほど恵まれてはいないにしても風属性である事を活かして『嵐征竜テンペスト』でドラゴン族をサーチしたり、シンプルに☆3+☆7でバロネスを出したり、採用率が低いことを利用して『抹殺の指名者』メタであえて採用したり、自分が先行なら『破壊輪』で2倍ダメージを狙ったり、【ダイノルフィア】のようなこちらのターンに高い攻撃力を持つモンスターを出すテーマに使ってそれを破壊し超絶バーンを叩きこんだりとやりようはいくらでもあります。

 

最後に

 

モンスター無効だけならば『無限泡影』が優秀な今だからこそ、【このデッキはこの誘発を上手く使えているのか】という観点でデッキを見直してみるというのもいいと思いますね。マルチフェイカーがいるから泡影をガン積みしているとか、カオスルーラーの素材の弾になるからヴェーラー入れてみるだとか、【深淵の獣】が嫌すぎるから逆張りで『朔夜しぐれ』入れてるだとか、実は『スモール・ワールド』でこういうカードがサーチ出来るんだよとかを見つけてみるのも面白いかも。