今回はテーマ紹介回と言う事で主人公テーマの中ではずっと環境の中堅〜上位にいる珍しいテーマ【HERO】の紹介になります。登場してからずっと人気の高いテーマで融合を通した時の後攻での爆発力に加えて9期以降から先行での制圧手段を手に入れ、11期で更なる力を手にしました。
最近のHEROの強化
ヒーローはずっと強化が来ているテーマではありますが最近で特にデカいのだと『E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート』と『Wake Up Your E・HERO』の登場ですね。これによって先行でのダークロウ+デストロイフェニックスガイの盤面を安定させる事に加えて、罠である『フェイバリット・コンタクト』によって相手ターン融合による妨害が安定するようになりました。
HEROの混合構築である【アベンジャーズ型】自体の強みがかなりわかりやすくなったんじゃないかなと。
強み①:ダークロウによるマクロコスモス状態の押し付け
ダークロウが出てから今も変わらず強いですね。フィールドに維持するだけで大体のデッキが機能不全に陥るのが非常に強力です。基本はダークロウ+デスフェニの盤面を目指すのでモンスター効果だけで剥がそうとしてくるデッキに対してはかなり強くでる事が出来ます。『フェイバリット・コンタクト』があればフレイムシュートとヘルデバイザーからサーチして墓地に送ったネオスと共に『E・HEROシャイニング・ネオス・ウィングマン』の融合によって更なる着地狩りが狙える。
上振れBloo-Dがいればスキルドレイン状態も押し付けられるのでこれも偉い。
強み②:融合に持っていければ後攻ワンキル並の火力を叩き出せる
ワンダードライバーやサンライザーから『ミラクルフュージョン』を持ってくるor使い回す事で後攻でトリニティを使わずとも『Wake Up Your E・HERO』で連続攻撃でゲームセットまで持ち込めるのが偉いです。条件が【戦士族モンスター1体以上】であるためいくらでも攻撃力を盛る事が可能で攻撃を通した時点で終わりはザラにある。一雫とかで打点を下げてワンキルするのはあるある。トリニティの方はミラクルフュージョンに対応していませんが手札融合で簡単に出せるというメリットがあります。一長一短ですね。
強み③『E・HERO アブソルートZero』と『フュージョン・デステニー』の存在
滅茶苦茶強いと言うよりは地味に偉いポイントですね。『Wake Up Your E・HERO』の経由先としてアブソルートを使うことで耐性持ち以外のモンスターを一掃する事が出来ます。同じく全体破壊マリシャスペインとは採用するモンスターで差別化が図れますね。伏せカードもアシッドやエアーマンで触れる。
フュージョンデステニーも今となっては出張要素が薄くなって他デッキでは使い辛くはなったものの、ヒーローだとアライブ以外で十分に動ける1枚初動として活躍が出来る。マスクチェンジまでセット出来れば熱い。
弱み
全体除去や無効の魔法や罠を食らうと脆い
基本はネオスウィングマン以外破壊耐性がない盤面ではあるので『サンダーボルト』等の全体除去を喰らえば一気に盤面が剥がれます。デスフェニもそのターンは帰ってこれませんし。フェイバリットコンタクトの一妨害しかなくなってしまうのがとても痛い。
魔法罠を無効に出来る『エレメントの加護』を入れる事もなくはないんですけどあのカードはサーチする手段が『Ｅ・ＨＥＲＯ スピリット・オブ・ネオス』しかないためリンクモンスターを使えなかったり、エレメンタルヒーローをあらかじめフィールドに残す必要が出てくる構築になる事があるとデメリットも。個人的には採用するならシンプルに『神の宣告』でいい
後貫通する事は多少出来るもののほぼ全ての誘発が通ります。
デッキ構築が広く扱いやすいテーマ
ヒーローはパッと思いつくだけでも【エレメンタルヒーロー軸】、【デステニーヒーロー軸】、ネオスをNを中心とした【コンタクト融合軸】、コンボ性を重視した【イゾルデ軸】、【イービルヒーロー軸】、混合の【アベンジャー軸】とかなり多いので人によって個性が出る楽しいテーマの１つですね。素材の供給もしやすくて好きなヒーローを活躍させやすいです。ただ強さだけを求めるのなら個人的にはアベンジャー型が1番強い。
