今回はテーマ紹介回という事で【SD-R炎王の強襲】によって強化された【炎王】の紹介になります。
テーマの動きだけ見ればガチガチに制圧盤面を築くというよりは【自分・相手ターンの相互でアドバンテージを取りつつ手堅く勝ちに行く】中速よりのデッキといった感じ。こういうデッキは他にもありますよね例えば【VS(ヴァンキッシュソウル)】とかMDのメジャー所だと【ドラゴンメイド】とか【ふわんだりぃず】とか。
今回は炎王が他の中速デッキと比べてどんな強みがあるのかというのと弱みについて簡単に話していけたらなと。早速見ていきましょうか。
(系統が違う炎王は個別で記事を書いたのでリンクを貼っておきます)
最強クラスの対応力！！【罪宝炎王スネークアイ】の強みとは - ヨキのゆったりゲーム日記
強み①:『炎王獣ガネーシャ』で誘発のケアが可能
炎王のテーマの話をする時に外せないのが『炎王獣ガネーシャ』の存在ですね。モンスター効果を手札・フィールドの炎属性を破壊する事でその【発動を無効にする】事が出来るモンスターで、この効果は手札のモンスター効果にも及ぶため相手の誘発をケアしながら展開する事が出来ます。そしてこのカード自体も『炎舞-テンキ』や『炎王の孤島』でサーチが可能なので安定して手札に持って来れるのも評価が高い。
基本はガネーシャを出してからポニクスを使った聖域→孤島→ガルドニクス→バロンを落として相手ターンで神獣キリンとポニクスを回収の流れに繋げるため安定感が高いです。テンキにうららを喰らっても本命の展開が通りますし。
強み②:【罪宝】ギミックとの相性がいい
このデッキの要である『真炎王ポニクス』が『黒魔女ディアベルスター』ギミックからアクセスが出来るという点もデカいですね。ディアベルスターギミックは召喚権を使わないため、ガネーシャとの併用が可能です。用済みのテンキを墓地に送れる点も偉いし、ここに泡影以外を貰わない事があると考えるだけでも強い。ここから安定してガルドニクスを墓地に送りつつ神獣キリンの流れに繋げる事が出来ます。
強み③:新規炎王の妨害の質がいい
『聖炎王ガルドニクス』から神獣キリンの流れに繋げる事で聖域によるエタニティのX召喚も狙えますし、ガルドニクスの効果でデッキの神獣キリンを破壊する事で妨害+展開の両方をこなす事が出来ます。キリンの選んで破壊が偉すぎる。墓地にガネーシャやハヌマーンが落ちていれば更なる妨害に繋がりますね。あと個人的に更に偉いなと思ったのが『炎王神天焼』ですね。
手札がいい時にポニクスから持ってくる事が出来、妨害の傘増しが出来ます。痒いところに手が届く事もある
と強みはこんな感じ。一応弱み、対策というところで言うと
弱み
先行制圧型のデッキが苦しい
展開も妨害もモンスター効果が主流なので【モンスター効果を複数回止める系の先行制圧】に弱かったりします。まあこれに関してはモンスター型中速デッキの宿命みたいなものなので割り切ってもいいかも。一応炎王は先行でならダグザからデスサイズを割って完封するルートもあるので先行で勝ちきる事を考えた方が現実的。【ピュアリィ】や【R-ACE】の先行相手とかだと普通に手数でゴリ押されそう。ただ破壊されるだけなら墓地効果があるのでまだマシ。
ほぼ全ての手札誘発が効く
『ガネーシャで誘発をケア出来る』とはいったもののアトラクターは勿論としてうらら、G、キリンに対するDDクロウやわらし、ポニクスやガルドニクスに対するヴェーラー泡影等、墓地も使う以上かなりの誘発が刺さります。除外ギミックや墓地メタが効くのは仕方ないにしても逆にガネーシャが頼みの綱であるという事でもある。ただ罪宝ギミックによって貫通が狙える事と自分相手ターン相互にアドバンテージを取れるので対応は難しい部類。
ついでの墓地メタがぶっ刺さる事がある
これに関してはティアラメンツ等の使用状況の話にもなるんですけどここら辺は嫌う人は多そう。『深淵に潜む者』とかネクロバレーとかアトラクターとか。環境の流れ次第といった感じ
最後に
【誘発をケアしつつ動く事が出来る中速デッキ】というかなり珍しい立ち位置のデッキではあるので今後の活躍が楽しみなデッキの１つですね。個人的には【VS】かそれ以上の環境レベルの強さかも。
